小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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統一新聞−論説主幹の北崩壊説2

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2005/08/21 23:28 投稿番号: [212484 / 232612]
先軍政治   政権崩壊最後の階段

  今年で金日成死後10年が過ぎ去ったが、その間に進行していた北朝鮮政権崩壊の流れは止まったのであろうか。いやそれは今も続いている。崩壊回避を願う韓国現政権と中国の期待とは裏腹に、崩壊の危機は以前とは質的に異なる様相を呈しながら一層深刻な段階に突入している。
  1990年代まで北朝鮮の権力を支えてきたのは、社会主義の施策、すなわち(1)食糧の配給制、(2)無料義務教育制、(3)無償医療制、(4)完全雇用制の4大社会政策であった。この政策が維持されていたからこそ、東欧社会主義の崩壊から始まった危機を回避できたし、何よりも金日成・金正日個人崇拝に基づく「首領独裁制」を維持することができたのである。
  しかし1995年からの経済破綻でこの4本柱は完全に崩れ去り、それは2002年の7・1措置で決定的となった。食料をはじめとする生活手段の自力調達を余儀なくされた北朝鮮国民は、「拝金主義」へと走り、この拝金主義と朝中貿易を通じて流入した韓国ビデオ及び外部世界の情報は、金正日総書記に対する忠誠心を大幅に低下させた。そしてそれは、前記4大施策だけでなく朝鮮労働党による社会主義的政治システムをも破綻へと追いやった。こうした体制崩壊の過程で現れた最後の独裁維持システムこそ、ほかでもない「先軍政治」であった。
  「先軍政治」とは、党と政府では維持できなくなった体制の秩序を、軍隊によって維持するというもので、社会の戦時体制化を意味する。それは以前の「千里馬運動」のような党の目的意識的政策立案によって生まれたものではなく、社会秩序の混乱を軍隊で収拾せざるを得なくなった過程で生まれた統治システムであり、したがってその命名も完全に後追い的なものであった。
  「先軍政治」の登場によって、それまでわずかに残っていた北朝鮮での社会主義要素は完全に一掃された。先軍政治にあわせて盛んに宣伝された北朝鮮の「ウリ式社会主義」とは、「労働者階級主導の伝統的社会主義放棄」の用語と理解するのが正しいと言える。
  こうして労働者階級に替わり、主導勢力として登場した北朝鮮人民軍は、国土防衛の軍隊から自国民弾圧の軍隊へと堕落することになる。それは軍人の一般住民への暴力的、強圧的行為の蔓延として現れ、軍上層部の不正腐敗の拡大として現れた。一般国民の軍に対する怨嗟の声は日増しに高まり、金正日の最後の砦である軍隊は、人民からますます孤立している。

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