小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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>北朝鮮当局が警戒するのは南の隣国

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/07/17 14:46 投稿番号: [208631 / 232612]
(中略)
  車の中では、何分間か、誰も口を開かなかったが、ようやく一人が私に話しかけた。米国に出発する前、一行はニューヨークやワシントン、ロサンゼルスの貧窮地区を写したビデオを見せられたという。彼はまた、麻薬乱用、暴力横行、学校の廊下や教室で頻発する十代の少年少女の性行為といったハイスクールの荒廃を描写したアメリカの映画やテレビ番組を見たという。私は、これから訪れるフェア―ファックス・ハイスクールではそんなことはないから安心するようにと請け負った。

  フェアーファックス・ハイスクールは郊外にある典型的な米国のハイスクールである。概観も典型的だ。大きな平屋の校舎は、赤レンガ造りで、正面には教職員用の広い駐車場がある。われわれは学校に近づいた。学校周辺は平穏で静かだった。私は、「乱痴気パーティもギャングの抗争も見られそうにないですね」と冗談をいった。一行は一人ずつ、並んで構内に入った。玄関ホールは静かだった。掲示板の前に数人の生徒がいた。私が校長室への行き方を尋ねると、礼儀正しく教えてくれた。校長室に行く途中で、一人の北朝鮮外交官が朝鮮語で冗談を言った。「どうして別嬪さんを隠しちゃったのかなあ」

  校長室では、われわれは、ちょうど自分たちの子供を通わせる学校を下見に訪れた普通のアメリカ人のように、もてなされた。職員から、少し待つように言われて、まもなく、校長が現れ、にこやかに握手で迎えてくれた。われわれは、狭い校長室に招き入れられ、丸テーブルの周りに座った。私が一行を簡単に紹介し、来訪目的を手短に説明すると、校長はゆっくりとした丁寧な口調で、誇りを持って、学校の説明を始めた。

  校長の話しは、北朝鮮外交官を驚かせ、感動させた。普通の学校の1日の様子、履修できる学習コースの種類、更にスポーツや音楽クラスなど課外活動の範囲など。小さな朴は、英語を知らない外国人の子弟が、どうやって授業について行けるのかと質問した。校長は、ここでは生徒の約20パーセントが外国人の子供たちで、正規の授業は英語で受けなければならないのだと説明した。校長はさらに、韓国系の生徒たちのために特別コースがあって、韓国語をしゃべれる先生が正規授業が終わったあと補修を行っていると付け加えた。小さな朴は、強い関心を浮かべた表情で一つ一つの説明に反応していた。最後に、彼は質問した。「言うまでもなく、われわれは皆、このような素晴らしい学校に自分たちの子供達を通わせたいと思います。ですが、そのためにわれわれの政府が払わなければ成らない学費はどのくらいになるのでしょうか。われわれは豊かな国から来ているわけではありませんから」

  校長の答えは、北朝鮮外交官たちを驚愕させ当惑させた。「ただです」と校長は答えた。大きな朴が尋ねた。「だけど、そんなことが可能ですか」。校長は、学校の運営費は、フェア―ファックス郡が私有地を保有する住民から徴税する私有財産税を財源としているからだと説明した。北朝鮮の外交官たちは、全員、戸惑っている様子だった。小さな朴が、今度は私と校長を驚かせる質問をした。

(つづく)
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