6カ国協議、7月内再開決まらず
投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/07/03 08:57 投稿番号: [207470 / 232612]
【ニューヨーク=秋田浩之、ソウル=峯岸博】米国と北朝鮮は6月30日から2日連続してニューヨークで個別接触した。核問題を話し合う6カ国協議に北朝鮮が復帰するための「条件」をめぐり折衝したが、依然7月中の6カ国協議再開は決まらなかった。だが、双方とも6ヶ国協議の破綻は避け、水面下で協議再開の接点を探り合った。
「6ヶ国協議に戻れる名分をつくるべきだ」
「われわれの立場は明白で一貫している」
北朝鮮の李根(リ・グン)外務省米州局長はニューヨークで個別接触したデトラニ米朝鮮半島担当特使になどもこう迫った。
6月29日から3日間、6カ国協議の構成国である日米韓中朝露の当局者らが出席したニューヨークでの国際会議。米朝接触はこの間に行なわれた。国際会議で各国は北朝鮮に6ヶ国協議への復帰を求めたが、李局長は北朝鮮を「専制の前線」と呼んだ米側の発言を撤回するようデトラニ特使に強く求めていた。
米朝接触では、李局長は「専制の前線」発言の撤回を協議復帰の絶対条件にすることはなく「敵対的な言動をやめて静かにして欲しい」と強調したという。
李局長は一連の会談後、韓国人記者団に「われわれの立場は伝えた。彼らがどのように考えるかを待つ」と発言。6カ国協議の月内再開の可能性も「米側に聞いてくれ」と述べ、協議再開は「米次第」とボールは米側にあるとの姿勢を強く示した。
北朝鮮は南北協議で韓国から当面の経済支援を取りつけたこともあり、6ヶ国協議復帰の落としどころを本格的に探り出した可能性がある。米朝接触で発言撤回を強く求めなかったのもこのためとみられる。
金正日総書記は6月中旬に米国の姿勢の変化を条件に「7月中にも協議に復帰できる」と表明しており「最高権力者の発言を実現させるために北朝鮮側が必死になっている」(ソウルの外交筋)との見方もある。
米側も北朝鮮が核開発を着々と進める中、6ヶ国協議が機能不全に陥れば、共和党の保守派からも政権の失策批判を招きかねないという事情がある。米朝接触で米側は「ブッシュ大統領に注目して欲しい。敵対的な発言などしていないではないか」と北朝鮮に繰り返しといているという。
ライス国務長官が急きょ、7月の日中韓歴訪を決めたのも、6ヶ国協議再開に向けた「着地点探し」の一環だ。ニューヨークでの国際会議は北朝鮮での原子炉建設再開が判明した直後のタイミングだったが、協議再開に道筋をつけることを最優先し、核問題をめぐる細部に深入りするのを避けたもようだ。
米政権は核完全放棄を求める原則を譲るつもりは一切ない。政権内には「圧力をかけないと、結局協議に出てこない」(強硬派幹部)との意見も根強い。ライス長官は北朝鮮に敵対的な印象を薄めつつも、圧力を強めるための具対策も訪中時に用意し、中国に協力を求める構えだ。
北朝鮮の今後の出方に加え、長官の3ヶ国歴訪と仲介役である中国の動きも焦点になりそうだ。
6ヶ国協議をめぐる米朝の対立点
1.協議再開に向けた条件について
米側
北朝鮮に無条件の即時復帰を要求
北側
北朝鮮を「専制の前線(圧制の拠点)」と呼んだライス米国務長官の発言撤回
2.次回協議の議題
米側
昨年6月の前回協議で米国が示した核放棄のための提案に北朝鮮の回答を要求。
北側
6カ国協議を米国の核戦力も含めた「軍縮会談」に以降
3.北朝鮮の核の扱い
米側
核の完全放棄。次回協議できたから言質の取り付けを狙う。
北側
朝鮮半島の非核化には米国からの「安全の保証」など敵視政策の放棄が必要
4.米朝協議への対応
米側
6カ国協議の枠内で北朝鮮との直接協議に応じる。北朝鮮の要求も6カ国協議の枠内で協議
北側
米朝交渉で核・ミサイル問題や米朝平和共存政策などを包括的に話し合う
(今朝の日経第5面から)
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「6ヶ国協議に戻れる名分をつくるべきだ」
「われわれの立場は明白で一貫している」
北朝鮮の李根(リ・グン)外務省米州局長はニューヨークで個別接触したデトラニ米朝鮮半島担当特使になどもこう迫った。
6月29日から3日間、6カ国協議の構成国である日米韓中朝露の当局者らが出席したニューヨークでの国際会議。米朝接触はこの間に行なわれた。国際会議で各国は北朝鮮に6ヶ国協議への復帰を求めたが、李局長は北朝鮮を「専制の前線」と呼んだ米側の発言を撤回するようデトラニ特使に強く求めていた。
米朝接触では、李局長は「専制の前線」発言の撤回を協議復帰の絶対条件にすることはなく「敵対的な言動をやめて静かにして欲しい」と強調したという。
李局長は一連の会談後、韓国人記者団に「われわれの立場は伝えた。彼らがどのように考えるかを待つ」と発言。6カ国協議の月内再開の可能性も「米側に聞いてくれ」と述べ、協議再開は「米次第」とボールは米側にあるとの姿勢を強く示した。
北朝鮮は南北協議で韓国から当面の経済支援を取りつけたこともあり、6ヶ国協議復帰の落としどころを本格的に探り出した可能性がある。米朝接触で発言撤回を強く求めなかったのもこのためとみられる。
金正日総書記は6月中旬に米国の姿勢の変化を条件に「7月中にも協議に復帰できる」と表明しており「最高権力者の発言を実現させるために北朝鮮側が必死になっている」(ソウルの外交筋)との見方もある。
米側も北朝鮮が核開発を着々と進める中、6ヶ国協議が機能不全に陥れば、共和党の保守派からも政権の失策批判を招きかねないという事情がある。米朝接触で米側は「ブッシュ大統領に注目して欲しい。敵対的な発言などしていないではないか」と北朝鮮に繰り返しといているという。
ライス国務長官が急きょ、7月の日中韓歴訪を決めたのも、6ヶ国協議再開に向けた「着地点探し」の一環だ。ニューヨークでの国際会議は北朝鮮での原子炉建設再開が判明した直後のタイミングだったが、協議再開に道筋をつけることを最優先し、核問題をめぐる細部に深入りするのを避けたもようだ。
米政権は核完全放棄を求める原則を譲るつもりは一切ない。政権内には「圧力をかけないと、結局協議に出てこない」(強硬派幹部)との意見も根強い。ライス長官は北朝鮮に敵対的な印象を薄めつつも、圧力を強めるための具対策も訪中時に用意し、中国に協力を求める構えだ。
北朝鮮の今後の出方に加え、長官の3ヶ国歴訪と仲介役である中国の動きも焦点になりそうだ。
6ヶ国協議をめぐる米朝の対立点
1.協議再開に向けた条件について
米側
北朝鮮に無条件の即時復帰を要求
北側
北朝鮮を「専制の前線(圧制の拠点)」と呼んだライス米国務長官の発言撤回
2.次回協議の議題
米側
昨年6月の前回協議で米国が示した核放棄のための提案に北朝鮮の回答を要求。
北側
6カ国協議を米国の核戦力も含めた「軍縮会談」に以降
3.北朝鮮の核の扱い
米側
核の完全放棄。次回協議できたから言質の取り付けを狙う。
北側
朝鮮半島の非核化には米国からの「安全の保証」など敵視政策の放棄が必要
4.米朝協議への対応
米側
6カ国協議の枠内で北朝鮮との直接協議に応じる。北朝鮮の要求も6カ国協議の枠内で協議
北側
米朝交渉で核・ミサイル問題や米朝平和共存政策などを包括的に話し合う
(今朝の日経第5面から)
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これは メッセージ 207460 (sofiansky2003 さん)への返信です.