小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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金王朝を崩壊に追いつめる(終)

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/07/03 08:54 投稿番号: [207469 / 232612]
  事態の推移は楽観できる

  05年2月10日、平壌は核兵器を保有していることを宣言したが、外国の大部分の論者は、その言葉をきわめて懐疑的に受け止めた。事実、平壌の言葉が国の実態といかなる関わりももっていないことは以前から知られている。北朝鮮指導部はもう幾度となく未確認声明を発表しては、のちに自ら否認し、その後また逆戻りした。外交では誰もが嘘をつくが、北朝鮮政府ほど恥知らずにふるまう者は少ない。

  しかし、「2月10日宣言」に接してわれわれは考えこまざるをえない。もし平壌が本当に核兵器を保有するとしたら(あるいはもう保有したとしたら)どうするか?北朝鮮には核爆弾5〜7個分のプルトニウムがあり、優秀な核専門家がおり、必要な設備もある。多くの専門家がもう15年以上も前から北朝鮮には核兵器があると考えている。数ヶ月後に、あるいは数年後に、北朝鮮が核実験に成功したとわかったらどうするか?その場合、世界は、まず第1に、西欧が何ができるか?

  つい最近まで平壌に対しては公式に厳しい威嚇が十分に加えられた。03年5月、韓国の盧武鉉大統領とアメリカのジージ・ブッシュ大統領は、北朝鮮の核危機に対する自国の立場を表明する公式宣言に調印した。両国は、北朝鮮の核兵器製造計画に対する「深刻な不安」を表明し、「北朝鮮の核兵器製造を容認できない」と言明した。日本の小泉首相も含めて他の国々の首脳も、ほぼ同じような趣旨の発言をした。

  しかし当然の疑問が生じる。「容認できない」という言葉は、具体的に何を意味するのか?それは、北朝鮮の核実験を知ったら、韓国軍の最高総司令官としての盧大統領が自軍に対して越境命令を発動するという意味なのか?空軍と特殊部隊を連携させて核施設を攻撃する用意があるという意味なのか?はては、北朝鮮に対して海と空を封鎖するという意味なのか?

  朝鮮半島の政治的実態に通じている誰にも、そうした事態に対応する答えが否定的でしかありえないことは明らかである。現状では、ソウルは侵攻にも限定的軍事作戦にも、いや封鎖にさえ踏み切ることはないだろう。それどころか韓国は、アメリカにそのような措置を取らせないようにするために自国でやれることはなんでもするだろう。

  しかし、そうした立場は、外交上の厳しい生命を、すべてを完全に無意味なものにすることになる。「世界は北朝鮮の核兵器製造を容認できない」というおしゃべりはすべて空言に終わる運命にある。

  北朝鮮は、核大国になろうと決意したら、そうするだろうし、事態のそのような展開を防ぐことはできない。北朝鮮への大規模な軍事侵攻は考えられないし、侵攻計画自体ほとんど真剣に検討されてはいない。かりに北朝鮮侵攻が勝利で終わったとしても、その戦闘でアメリカとその同盟国の軍隊は大損害を蒙るだろう。加えて、その状況の中でこそ、核兵器を実際に使用する可能性――最もありうるのはソウルに対して――を排除できない。更に、ソウルはそのような戦闘に加わらないだろうし、韓国の直接支援なしには北朝鮮に対するいかなる侵攻も失敗する運命にあるとわれわれは確信していい。

  しかし、北朝鮮社会で起こっている過程を知れば、われわれは楽観することができる。ソ連の経験が示しているように、核保有では社会危機は克服できないし、非効率な社会システムが次第に瓦解して行くのをくいとめることはできない・・・・・。
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