金王朝を崩壊に追いつめる⑦
投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/07/03 08:53 投稿番号: [207468 / 232612]
日本が影響をおよぼす可能性はもっと小さい。「日本人拉致問題」で起こった反平壌気運の爆発にもかかわらず、日本は平壌に対して実質的には何もできないでいる。経済制裁の実施は当の日本では人気を得るかもしれないが、そうした制裁が北朝鮮の政策に実質的に影響をおよぼすことはないだろう。もちろん、平壌の経済状況は悪化するだろう。しかしそれを痛感するのは、一般の北朝鮮人民だけである。その種の体制は制裁にはまったく痛痒を感じない。国民が政府の姿勢に影響を与えることができないからである。そのすべては、96〜99年の飢饉の際に事実ではっきりと示された。
むしろその逆である。制裁ではなく、北朝鮮とのあらゆる形の交流と接触の拡大こそが近い将来の体制の弱まりを早めるだろう。
このように外部世界は、かつて金日成が作り出した体制が徐々に瓦解するのを見守りながら、待っているほかない。「太陽政策」推進派の期待に反して、北朝鮮は改革されえない。もっと正確に言えば、北朝鮮は改革を乗り切って、独立国家として存続することはできないだろう。韓国が存在することで、北朝鮮のいかなる改革の試みも、おそらくはドイツ型の国家統一をもたらすだろう。その統一は劇的な出来事を伴いかねない。今こそ、避けがたい北朝鮮の終焉を、いかにして可能な限り危険が小さく、かつ流血の少ないものにするかを考える時期である。北朝鮮体制のゆっくりとした進化を期待する「太陽政策」推進派の夢にはほとんど裏づけがない。それは少なくとも別の、あまり快くないシナリオのために取っておくべきである。
(つづく)
これは メッセージ 207467 (komash0427 さん)への返信です.
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