小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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>太陽政策はないでしょう(2/2)

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/07/03 00:01 投稿番号: [207429 / 232612]
  その過程がかなり進行した場合、何が起こるか?北朝鮮国民はおそらく東ドイツの国民の例に習い、即時の国家統一を要求し始めるだろう――むろん、韓国の条件に基づいて。北朝鮮の一般住民にとっては、統一とは自分たちのあらゆる問題を最も簡単に解決する方策であり、貧困からの脱出の保証に見えるだろう。

今のところ北朝鮮国民はそのような要求を掲げていないが、それは二つの理由による。

第一に、彼らは今の自分たちと韓国の生活水準の格差がどれだけ大きいかをまったく知らない。
第二に、国中に張り巡らされている治安警察を恐れている。

  北朝鮮体制を平和的に改革するという「太陽政策」推進派の夢は、自分たちが真剣に対処せず、その存在についても忘れている勢力――他でもない北朝鮮の人民大衆と、抑圧的で経済的に非効率な政府から解放されたいという人民の願望――によって、おそらく破られることになる。

  「太陽政策」推進派は、北朝鮮の体制が変革されれば、「反体制派勢力は引き続き抑えつけられるにしても、圧倒的多数の国民は生活水準が次第に高まることに満足し、体制に積極的に反抗することはないだろう」と考えている。

  北朝鮮での民主主義革命をソウルは望んでいない。

  「太陽政策」推進派は、北朝鮮での人権侵害から目をそらしている。韓国の左派、つまりかつて韓国で人権問題の改善と反独裁闘争を繰り広げた勢力は、北朝鮮の人民を無視している。この姿はなんとも皮肉である。

「太陽政策」推進派は歴史における「プロレタリア階級」について語りたがる、社会主義者ないしは共産主義者である。しかし、彼らは、北朝鮮に住んでいるのがロボットではなく生きた人間、つまり自分なりの利害や願望を持つ「人民大衆」そのものであるということを忘れている。

北朝鮮の一般住民は、ソウルと平壌の指導者が大いに必要とする「政治的安定」を保障することだけのために、自らの利害を犠牲にし、窮乏に耐えるつもりなどまったくない

  反対に平壌の指導部は「太陽政策」推進派が主張するような改革が危険であることを、はっきり理解している。

金正日とその側近は、東ヨーロッパでの改革がいかに早く革命に転化したかを目撃していた。1990年から2005年におよぶまで北朝鮮体制が生き残ることができたのは、改革を頑なに一貫して拒否してきたからである。

だから北朝鮮指導部は権力の座にとどまれた。平壌が改革に踏み切っていたなら、90年代の飢饉で数十万人の人々は命を落とすことはなかった。

  北朝鮮政府にできることは改革を忌避し、金正日体制の瓦解を遅らせることだけである。
その瓦解は90年代の初めから自然発生的に起こっており、今ではすでにかなり進行している。

平壌の若者たちは韓国のテレビドラマを見て、さかんにその流行を真似ている。若い平壌市民の間ではソウル流の言葉遣いが次第に流行するようになっている。10年ほど前には、韓国の歌を公然と歌えば牢獄が待ち構えていたのだが、その韓国の歌も流行っている。

そうした状況は、若者の「ジーンズ」やロックに対する崇拝と、政府のプロパガンダに対する無関心の増大が顕著となった後期ブレジネフ時代のソ連を大いに連想させる。

  96〜99年の飢饉は、社会主義経済を完全に破壊した。農民は無断で自衛農地を利用し、都市住民は物資と食品との交換に携わっている。他方、労働者や役人は国営工場の用具の横流しを盛んにしはじめた。

はじめのうち政府は「反社会主義的な現われ」と闘うという運動を組織して「秩序維持」を図ったが、96年頃には諦めた。今では大部分の北朝鮮国民は、形式的には国営企業の労働者や事務員ではありながら、手工業や市場での商売や小規模事業で生計を立てている。

  中国国境を越える人と商品の移動は事実上無統制となり、北朝鮮当局は国境を閉鎖することができない(その力もなく、政治的意思もない)。飢饉が頂点に達した90年代の終わり頃には、20万人から25万人の北朝鮮難民が中国にいた。その多くは後に帰国したが、密輸商人になっても定期的に越境して商品を運んでいるものもいる。中国への出稼ぎも当たり前になってきている。

  こうしたことすべては、遠くない将来に北朝鮮の体制が崩壊することを示している。

北朝鮮を待ち受けているのは、「太陽政策」推進派が期待しているような、ゆっくりと何十年にもおよぶ変化などではない。改革は体制の終わりを早めるだけであるが、頑なな改革拒否もその瓦解をおしとどめることはできないだろう。

「太陽政策」推進派の期待に反して、北朝鮮は改革されないし改革を乗り切って、独立国家として存続することはできない。

韓国が存在することで、北朝鮮のいかなる改革の試\xA4
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