高濃縮ウランの衝撃⑦
投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/02/20 23:46 投稿番号: [181211 / 232612]
北朝鮮の核兵器開発について、国務省が発表した声明要旨は次の通りである。
一 今月初め(10月3日)の米朝高官協議で、ケリー国務次官補は北朝鮮が米朝枠組み合意などに違反して、核兵器用の濃縮ウラン開発計画を進めていることを示す情報を入手した、と北朝鮮側に伝えた。
一 北朝鮮側は計画を認め、米朝枠組み合意は無効と述べた。ケリー次官補は北朝鮮がこの計画に数年従事してきたと指摘した。
一 ブッシュ大統領は北朝鮮との関係改善のための大胆なアプローチを策定し、北朝鮮住民の生活改善のための経済的、政治的ステップに踏み出す準備をした。しかし、こうしたアプローチは追及できなくなった。
一 北朝鮮の秘密の核兵器開発計画は、米朝枠組み合意やNPT、朝鮮半島の非核化に関する南北共同宣言への重大な違反である。
一 米政府は議会と協議している。ボルトン国務次官とケリー次官補は協議のため、日本、韓国、中国に向かっている。
一 米国と同盟国は、北朝鮮がNPTを守り、検証可能な形で計画を止めるよう求める。
一 誰も北朝鮮の核武装を望んでいない。平和を愛する国々は、この朝鮮を受け止め、効果的に対応すべきだ。
10月20日付のニューヨーク・タイムズ紙は、北朝鮮が核開発計画を認めたことを受け、ブッシュ政権が米朝枠組み合意を破棄することを決めた、と報じた。今月初めの米朝高官協議以降、ホワイトハウスでは議論が続き、この中で一部高官は米朝合意破棄が北朝鮮の核開発を加速させると慎重論を唱えたが、ブッシュ大統領が最終的に破棄を決断した、と同氏は指摘した。
この報道について、パウエルは同日のNBC番組の中で「ニ国間の合意で、片方(北朝鮮)が無効になったと言えば、どうしようもない」と述べ、大筋で報道内容を確認した。
これに対し、北朝鮮は21日、平譲放送を通じて米朝枠組み合意に関する次の内容の論説を発表し、米国との対決姿勢を鮮明にした。
一 朝米基本合意文(米朝枠組み合意)が採択されて8年が経つ今も、米国は出発点をうろうろとしており、軽水炉建設を遅らせている。
一 8月7日、米政府はわが共和国がIAEAの核査察を受け入れるべきで、さもないと軽水炉を提供できないと喚いた。合意文の精神を踏みにじる行為だ。
一 合意文は、軽水炉提供の遅れで、破棄されるか否かの岐路にある。軽水炉建設の遅延がわが方に多大な電力損失を与え、経済全般に難題をつくったせいだ。
一 現在、朝米双方の最大の関心を払うべき問題は核査察ではなく、合意文をどう維持するか、だ。緊急に提起されるのは、わが共和国の電力損失の補償問題だ。核査察の問題は、合意文が履行され、軽水炉建設が進めば自然に解決される。
一 ところが、先ごろ、わが国を訪問した米国大統領特使が“憂慮事項”を持ち出し、核・ミサイルと通常戦力などに関する要求をわが方が先に解決してこそ、問題が解決され得るとの妄言を吐いた。
一 米国が公約を誠実に履行し、朝米関係改善の道を進むなら、米国人民の利益にも合致し、遠い将来になっても正しい行いとして歴史の評価を受けるだろう。
<入力していて、ほとほと呆れてしまいます>
ケリー一行が訪朝してから約1ヶ月後の2002年11月。共和党に属しながら、対北朝鮮では融和路線を主張し続けている元駐韓米国大使のドナルド・グレッグと、元ワシントン・ポスト紙のベテラン外交記者、ドン・オーバードーファーは北朝鮮政府の招きを受け、ひそかに平壌を訪問した。
この際、出迎えた姜錫柱、金柱官らにグレッグは直接、こう質問をしている。
「なぜ、ケリーたちにあんな言い方をしたのか?」
それに対し、姜錫柱はケリーらに放ったのとほとんど同じ言葉をグレッグらにも残している。
「決して優しい決断ではなく、長い時間、相談したうえで決めたことだ。だが、われわれには求める兵器を開発する権利がある。すべては米国の敵対政策のためだ。濃縮ウランよりももっとパワフルな兵器を開発する権利もあるのだ」
帰国後、グレッグらはホワイトハウスを訪ね、国家安全保障会議でライスの次席を務めるスティーブ・ハドリー大統領補佐官と面会した。
「北朝鮮は不可侵条約を望んでいる。直接対話をすべきではないか?」
オーバードーファーも助け舟を出した。
「北朝鮮は対話の用意ができている」
だが、ハドリーは「北朝鮮に報償を与えるようなものだ」と返答するだけだった。
「結局、明確な返答は何も無かった」
オーバードーファーはそう振り返る。
続く)
一 今月初め(10月3日)の米朝高官協議で、ケリー国務次官補は北朝鮮が米朝枠組み合意などに違反して、核兵器用の濃縮ウラン開発計画を進めていることを示す情報を入手した、と北朝鮮側に伝えた。
一 北朝鮮側は計画を認め、米朝枠組み合意は無効と述べた。ケリー次官補は北朝鮮がこの計画に数年従事してきたと指摘した。
一 ブッシュ大統領は北朝鮮との関係改善のための大胆なアプローチを策定し、北朝鮮住民の生活改善のための経済的、政治的ステップに踏み出す準備をした。しかし、こうしたアプローチは追及できなくなった。
一 北朝鮮の秘密の核兵器開発計画は、米朝枠組み合意やNPT、朝鮮半島の非核化に関する南北共同宣言への重大な違反である。
一 米政府は議会と協議している。ボルトン国務次官とケリー次官補は協議のため、日本、韓国、中国に向かっている。
一 米国と同盟国は、北朝鮮がNPTを守り、検証可能な形で計画を止めるよう求める。
一 誰も北朝鮮の核武装を望んでいない。平和を愛する国々は、この朝鮮を受け止め、効果的に対応すべきだ。
10月20日付のニューヨーク・タイムズ紙は、北朝鮮が核開発計画を認めたことを受け、ブッシュ政権が米朝枠組み合意を破棄することを決めた、と報じた。今月初めの米朝高官協議以降、ホワイトハウスでは議論が続き、この中で一部高官は米朝合意破棄が北朝鮮の核開発を加速させると慎重論を唱えたが、ブッシュ大統領が最終的に破棄を決断した、と同氏は指摘した。
この報道について、パウエルは同日のNBC番組の中で「ニ国間の合意で、片方(北朝鮮)が無効になったと言えば、どうしようもない」と述べ、大筋で報道内容を確認した。
これに対し、北朝鮮は21日、平譲放送を通じて米朝枠組み合意に関する次の内容の論説を発表し、米国との対決姿勢を鮮明にした。
一 朝米基本合意文(米朝枠組み合意)が採択されて8年が経つ今も、米国は出発点をうろうろとしており、軽水炉建設を遅らせている。
一 8月7日、米政府はわが共和国がIAEAの核査察を受け入れるべきで、さもないと軽水炉を提供できないと喚いた。合意文の精神を踏みにじる行為だ。
一 合意文は、軽水炉提供の遅れで、破棄されるか否かの岐路にある。軽水炉建設の遅延がわが方に多大な電力損失を与え、経済全般に難題をつくったせいだ。
一 現在、朝米双方の最大の関心を払うべき問題は核査察ではなく、合意文をどう維持するか、だ。緊急に提起されるのは、わが共和国の電力損失の補償問題だ。核査察の問題は、合意文が履行され、軽水炉建設が進めば自然に解決される。
一 ところが、先ごろ、わが国を訪問した米国大統領特使が“憂慮事項”を持ち出し、核・ミサイルと通常戦力などに関する要求をわが方が先に解決してこそ、問題が解決され得るとの妄言を吐いた。
一 米国が公約を誠実に履行し、朝米関係改善の道を進むなら、米国人民の利益にも合致し、遠い将来になっても正しい行いとして歴史の評価を受けるだろう。
<入力していて、ほとほと呆れてしまいます>
ケリー一行が訪朝してから約1ヶ月後の2002年11月。共和党に属しながら、対北朝鮮では融和路線を主張し続けている元駐韓米国大使のドナルド・グレッグと、元ワシントン・ポスト紙のベテラン外交記者、ドン・オーバードーファーは北朝鮮政府の招きを受け、ひそかに平壌を訪問した。
この際、出迎えた姜錫柱、金柱官らにグレッグは直接、こう質問をしている。
「なぜ、ケリーたちにあんな言い方をしたのか?」
それに対し、姜錫柱はケリーらに放ったのとほとんど同じ言葉をグレッグらにも残している。
「決して優しい決断ではなく、長い時間、相談したうえで決めたことだ。だが、われわれには求める兵器を開発する権利がある。すべては米国の敵対政策のためだ。濃縮ウランよりももっとパワフルな兵器を開発する権利もあるのだ」
帰国後、グレッグらはホワイトハウスを訪ね、国家安全保障会議でライスの次席を務めるスティーブ・ハドリー大統領補佐官と面会した。
「北朝鮮は不可侵条約を望んでいる。直接対話をすべきではないか?」
オーバードーファーも助け舟を出した。
「北朝鮮は対話の用意ができている」
だが、ハドリーは「北朝鮮に報償を与えるようなものだ」と返答するだけだった。
「結局、明確な返答は何も無かった」
オーバードーファーはそう振り返る。
続く)
これは メッセージ 181210 (komash0427 さん)への返信です.