高濃縮ウランの衝撃⑥
投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/02/20 23:44 投稿番号: [181210 / 232612]
劇的な米朝協議を終えた翌日。2002年10月5日の昼前。ケリーを団長とする8人の訪朝団が平壌から米軍用機でソウル南方の烏山在韓米軍基地に到着した。ケリーは同日午後、崔外交通商相、林東源大統領特別補佐役と相次いで会談し、訪朝結果を説明する。その後、内外の記者会見に臨んだ。
この席でケリーは「大量破壊兵器、ミサイルの開発・輸出、通常戦力の脅威、人権蹂躙や人道上の問題」を北朝鮮側に指摘し、それらについて「深い憂慮を表明した」と述べた。一方で、ケリーは「対話を通じてこうした憂慮を解消したいとのわれわれの立場を伝えた」と述べ、「北朝鮮が憂慮解消へ包括的な努力をすれば、米朝関係は改善され得る」と北朝鮮に促したと語った。
「米朝間の(立場の)差を考えれば、率直な対話ができた」
ケリーは自らの訪朝をそう評価したが、もちろん、北朝鮮による高濃縮ウラン開発計画については一言も漏らさなかった。
<役者ですねー>
翌6日、東京に向かったケリーは福田康夫官房長官、川口順子外相らと、都内の米国大使公邸で会談した。この場で「日本の要請を踏まえ、国交正常化交渉再開にあたっては、北朝鮮が拉致問題の解決に向け誠実に取り組むことが重要だと伝えた。北朝鮮側から明示的な回答はなかったが、米国の主張は理解したものと思う」と伝えた。
北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、ケリーによる訪朝について「(米国は)きわめて圧力的かつ傲慢だった」と非難する外務省スポークスマンの談話を流した。
「ブッシュ政権が一方的な敵視政策に引き続き頼っていると実証された以上、(ケリー)特使にわれわれの原則的立場をはっきりと示した」
北朝鮮側はそう指摘した後、さらに「特使が持ち出した核・ミサイルと通常兵力、人権問題などへの“憂慮事項”という一方的な要求は,敵視政策の産物だ」と強調し、「ブッシュ政権が対話でなく、力と強権でわれわれを屈服させようと強硬敵視政策を追求していることが明らかだ」と非難した。
論評は最後に「米国の対朝鮮(北朝鮮)強硬圧殺政策は、われわれにとって、軍事優先政治に従い、必要なすべての対抗措置をとるよう後押しするものになっている」と、言外に高濃縮ウラン開発計画を遂行させることを米側に通告した。
<はぁっ?て感じですね。腐敗した労働党では国の運営も立ち行かないし、“偉大なる民族の英雄”の後継ぎをだれも支持しないから仕方なく軍国主義政権をしたてあげたくせして、それを外国のせいにするとは。なんでもかんでも他人のせいにする人を僕はとても嫌いです。でも裏を返せば、“軍事優先政治”とわざわざ言及するところに、それへの不満でも漏らそうとしたのかな?(そんなわけ、ないか)>
10月7日、ワシントンに帰還したケリーは、コリン・パウエル国務長官ら国務省首脳部に、北朝鮮での会談結果を詳しく報告した。リチャード・バウチャー国務省報道官は同日記者会見で、北朝鮮がケリーの対応を“傲慢”などと非難した点について、「懸念すべき問題について米国の見方を明らかにし、米国のために仕事をした」と一蹴した。ケリーらと金正日総書記との会談が実現しなかったことについても「元来、予定していなかった」と述べ、それも織り込み済みとの姿勢を強調した。
それから10日ほど立った10月16日夜。バウチャーは緊急声明を発表した。この中で北朝鮮が平壌での米朝高官協議の席上、核兵器開発を認めた、と表明した。
声明の中でバウチャーは、高濃縮ウランをベースとした核兵器開発計画を北朝鮮が進めていることは、北朝鮮が核開発を断念することを前提とした94年の米朝枠組み合意や、NPT(核拡散防止条約)への違反に相当すると指摘し、“重大な懸念”と計画の即時中止を求めた。バウチャーは、北朝鮮が核開発を否定する従来発言を翻し、米朝枠組み合意を“無効”と見なす旨の発言をしたことも明らかにした。
声明の最後でバウチャーはこれにより、米側が経済支援や関係改善に応じる“大胆な取り組み(ボールド・アプローチ)”を目指すことができなくなったと表明した。
続く)
この席でケリーは「大量破壊兵器、ミサイルの開発・輸出、通常戦力の脅威、人権蹂躙や人道上の問題」を北朝鮮側に指摘し、それらについて「深い憂慮を表明した」と述べた。一方で、ケリーは「対話を通じてこうした憂慮を解消したいとのわれわれの立場を伝えた」と述べ、「北朝鮮が憂慮解消へ包括的な努力をすれば、米朝関係は改善され得る」と北朝鮮に促したと語った。
「米朝間の(立場の)差を考えれば、率直な対話ができた」
ケリーは自らの訪朝をそう評価したが、もちろん、北朝鮮による高濃縮ウラン開発計画については一言も漏らさなかった。
<役者ですねー>
翌6日、東京に向かったケリーは福田康夫官房長官、川口順子外相らと、都内の米国大使公邸で会談した。この場で「日本の要請を踏まえ、国交正常化交渉再開にあたっては、北朝鮮が拉致問題の解決に向け誠実に取り組むことが重要だと伝えた。北朝鮮側から明示的な回答はなかったが、米国の主張は理解したものと思う」と伝えた。
北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、ケリーによる訪朝について「(米国は)きわめて圧力的かつ傲慢だった」と非難する外務省スポークスマンの談話を流した。
「ブッシュ政権が一方的な敵視政策に引き続き頼っていると実証された以上、(ケリー)特使にわれわれの原則的立場をはっきりと示した」
北朝鮮側はそう指摘した後、さらに「特使が持ち出した核・ミサイルと通常兵力、人権問題などへの“憂慮事項”という一方的な要求は,敵視政策の産物だ」と強調し、「ブッシュ政権が対話でなく、力と強権でわれわれを屈服させようと強硬敵視政策を追求していることが明らかだ」と非難した。
論評は最後に「米国の対朝鮮(北朝鮮)強硬圧殺政策は、われわれにとって、軍事優先政治に従い、必要なすべての対抗措置をとるよう後押しするものになっている」と、言外に高濃縮ウラン開発計画を遂行させることを米側に通告した。
<はぁっ?て感じですね。腐敗した労働党では国の運営も立ち行かないし、“偉大なる民族の英雄”の後継ぎをだれも支持しないから仕方なく軍国主義政権をしたてあげたくせして、それを外国のせいにするとは。なんでもかんでも他人のせいにする人を僕はとても嫌いです。でも裏を返せば、“軍事優先政治”とわざわざ言及するところに、それへの不満でも漏らそうとしたのかな?(そんなわけ、ないか)>
10月7日、ワシントンに帰還したケリーは、コリン・パウエル国務長官ら国務省首脳部に、北朝鮮での会談結果を詳しく報告した。リチャード・バウチャー国務省報道官は同日記者会見で、北朝鮮がケリーの対応を“傲慢”などと非難した点について、「懸念すべき問題について米国の見方を明らかにし、米国のために仕事をした」と一蹴した。ケリーらと金正日総書記との会談が実現しなかったことについても「元来、予定していなかった」と述べ、それも織り込み済みとの姿勢を強調した。
それから10日ほど立った10月16日夜。バウチャーは緊急声明を発表した。この中で北朝鮮が平壌での米朝高官協議の席上、核兵器開発を認めた、と表明した。
声明の中でバウチャーは、高濃縮ウランをベースとした核兵器開発計画を北朝鮮が進めていることは、北朝鮮が核開発を断念することを前提とした94年の米朝枠組み合意や、NPT(核拡散防止条約)への違反に相当すると指摘し、“重大な懸念”と計画の即時中止を求めた。バウチャーは、北朝鮮が核開発を否定する従来発言を翻し、米朝枠組み合意を“無効”と見なす旨の発言をしたことも明らかにした。
声明の最後でバウチャーはこれにより、米側が経済支援や関係改善に応じる“大胆な取り組み(ボールド・アプローチ)”を目指すことができなくなったと表明した。
続く)
これは メッセージ 180753 (komash0427 さん)への返信です.