小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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高濃縮ウランの衝撃⑧

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/02/20 23:47 投稿番号: [181212 / 232612]
  ケリーによる訪朝から半年以上遡った2002年1月29日、議会・上下両院合同本会議――。

  その前年の9・11テロ以来“戦時大統領”を自認していたブッシュは、この日の一般教書演説で、テロとの戦い、国土防衛、経済再生の3点を自らの政権の“最重要課題”に据えると表明し、それぞれの目標達成に向けて米国民の結束を呼びかけた。

  この中でブッシュは、核・弾道ミサイルなどで大量破壊兵器を拡散するなどして、国際的なテロを支援しているとして、北朝鮮、イラン、イラクの3カ国を“悪の枢軸”と名指しで批判し、全世界に大きな衝撃を与えた。

  米同時テロが発生する前の6月。ブッシュはそれまで禁じていた米朝対話について、“無条件再開”を表明しつづけていた。しかし、米本土を襲った同じテロの恐怖は、再開機運も見えはじめた米朝関係に予想もしない暗い影を落としたのである。

  早速、北朝鮮の外務省スポークスマンは、1月31日、ブッシュによる“悪の枢軸”発言に激しく反発した。
  「これは事実上、われわれに対する宣戦布告と変わらない」
  北朝鮮側はそんな“非難声明”を発表し、米国への警戒心を露にした。

  北朝鮮の感情的な反応を予想してか、アリ・フライシャー大統領報道官はブッシュ演説の翌30日、「米国による軍事行動が差し迫っているというシグナルを送るものではない」と説明した。国務省報道官バウチャーも、イラクを除いて北朝鮮とイランについては、核・ミサイル問題の解決に向け、2国間対話に応じる用意があると言明した。

  北朝鮮について、バウチャーは、
① 米朝枠組み合意にもとづく核査察の受け入れ
② 南北朝鮮軍事境界線での通常兵器削減問題
③ テロ支援、人道問題――

  など幅広い案件を巡り、米朝対話を開催する必要があると指摘。改めて対話再開に応じるようメッセージを送った。

  すでにこの時点でイラク攻撃を内々検討していたブッシュも「(イランや北朝鮮など)これらの国々がわれわれの主張に耳を傾け、正しい決断をすることを望んでいる」と述べ、“悪の枢軸”発言の趣旨を軟化させていた。

  ブッシュは北朝鮮に対して、通常戦力の一部を韓国との軍事境界線沿いから撤退させることや、ミサイルなどの武器輸出をやめることを要請する。北朝鮮がこうした姿勢を示せば「喜んで対話に応じる」と語った。

  「私の机の上には、米国と同盟国の安全を確保するためのあらゆる選択肢がある」
  一方でブッシュはこう述べ、北朝鮮の出方次第では、軍事作戦を含めた強硬手段を検討する可能性を示唆することも忘れなかった。

  タカ派揃いのブッシュ政権内では“穏健派”と見られていたパウエルも4日、CBSテレビで「米国は先制攻撃する権利を留保する」と強調した。コンドリーザ・ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官も、FOXテレビで「ブッシュ政権は手加減しない」と述べ、北朝鮮に対して大量破壊兵器の査察などを受け入れるよう警告した。
  追い討ちをかけるように、ジョージ・テネットCIA長官は、6日の上院情報特別委員会での証言で、2015年までに北朝鮮、イラン、イラクが大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発し、米国の脅威になるとの見通しを示していた。

  「ブッシュこそ、悪の頭目である」

  硬軟織り交ぜた米側のメッセージに対し、北朝鮮の平壌放送は19日、こう反論し、米国を激しく非難する論評を伝えた。同放送はブッシュによる“悪の枢軸”発言を“ならず者的気質、好戦性の表れと批判。そのうえで”彼はクリントン米政権時にわがほうと行ったすべての合意と対話を投げ捨てた。そうした好戦性がなかったら、朝米関係は和解の雪解けが始まり、新段階に入っていただろう“と指摘した。


  米同時テロを受け、米国による“単独行動主義”の傾向を強めつつあったブッシュは、2月20日、ソウルを訪問した。

  青瓦台(大統領官邸)で金大中と会談したブッシュは、金大中が進めていた“太陽政策”に対して、その1年前とは打って変わって支持を表明した。

  「その精神を北朝鮮が受け入れないことに失望している」と述べるとともに、「われわれも対話を提案しているが、反応はない」と強調し、言外に北朝鮮に前向きな対応を求めた。

  <この会談のおよそ1年前にブッシュは、対北朝鮮への融和路線での強調を求める金大中に対して『金正日総書記の訪韓は望ましいが、北の変化はもう少し見守る必要がある。目に見える変化があった時、北との関係改善の可能性が出てくる』と言って、北朝鮮への懐疑心を表明していました。米国の政策も結構コロコロ変わるなぁ。>

  「北朝鮮の大統領」
  ブッシュは金正日をそう呼び、対話再開に応じない姿勢を非難した。

続く)
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