小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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高濃縮ウランの衝撃⑤

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/02/20 00:32 投稿番号: [180753 / 232612]
  97年に亡命した大物幹部の黄長菀は、当時やりとりについて、米側にこう伝えたという。

   黄長菀    「今後、5年間もIAEA(国際原子力機関)からどう隠すのか」
   姜錫柱    「心配しないでも、5年後には核保有を宣言して、米国を脅かして見せる」


  このエピソードについて、94年の米朝枠組み合意の米側交渉責任者だったロバート・ガルーチは、こう語っている。

  「北朝鮮を信頼する基盤はない。彼らは(IAEAの)保障措置協定を93年に欺き、また、高濃縮ウランで騙している。長い歴史の中で、彼らを信用する理由はない。しかし、一方で私はそれを聞いてもショックは受けない。北朝鮮の亡命者が“北朝鮮は核兵器を諦めない”と言ってもいる。私は彼らの(核開発の)能力をみており、それを止めることに興味がある。彼らの意思ではなく、能力を封じ込めることができれば、それでいい」

  一方、カートマンは「姜錫柱は私の交渉相手ではなかったが、北朝鮮の将来は米国との安全保障関係の変化に依存していると信じていたはずで、とても実践的な人物だと思う」と指摘した上で、姜錫柱が北朝鮮政府という特殊な枠組みの中で生き残る術として、強硬発言を意識的に繰り返していた可能性もあると見る。
  「北朝鮮のシステム、ある種のイデオロギー的な枠組みの中で、実践主義者(プラグマティスト)も生き残らないといけない」とカートマンは言う。

<姜錫柱という人>

<平壌の国際関係大学で学び、労働党国際部やパリの北朝鮮代表部、欧州問題担当の外務次官を歴任した人物だ。自信家でコネも強い(兄は労働党歴史研究所の所長)。私が(筆者・ドン・オーバー・ドーファーのこと)見たところ、より高位の北朝鮮人物に比べると率直で、話し合いにも前向きの姿勢を示し、イデオロギーにそれほど縛られていないように思えた。大半の北朝鮮外交官よりも西側での経験が深く、米交渉団員に愛読書は「風と共に去りぬ」だと語ったこともある。その証拠として、このほんの一節をそらんじたのには、誰もが驚いたものだ。(『二つのコリア』より引用)>

<93年の6月に姜錫柱とガルーチは初めて協議をしていますが、その時の模様として初っ端にヘビースモーカーの姜錫柱がガルーチの顔に煙草の煙を吹きかけたことがあるそうな>

  平壌での協議で、米側は一方的に“検察官”の役割を演じたわけではない。ケリー周辺によれば、ブッシュ・ジュニア政権のアジア政策チームは、高濃縮ウラン開発計画発覚以降も、政治・経済両面で孤立する北朝鮮に、核への野望を諦め、代わりに経済的な飛躍へのステップとなる提案を示している。

  その内容は、92年の第1回米朝協議でアーノルド・カンター国務次官が示した哲学と実質的には同じであり、99年にペリー元国防長官がまとめた「北朝鮮政策提言書」の中で説明した“明るい道”と比べても、ほとんど違いは見つけられない。

  ブッシュ・シニア政権などでアジア問題を担当し、現在はアメリカンエンタープライズ研究所(AEI)に所属するジェームズ・リリー元国防次官補(国家安全保障問題担当)は言う。
  「2002年の訪朝時、ケリーは包括的な経済支援を申し出たが、姜錫柱は却下した、ケリーが示したプランは食糧やエネルギーを供与するといった従来の内容ではなく、基本的なインフラを整えるというものだった」

  この点について、ケリー周辺はこう語っている。
  「北朝鮮の経済構造を抜本的に変えなければ、核・ミサイル問題の根本解決にはつながらない」

  リリーによれば、ケリーが姜錫柱に示したプランの中には「シベリアからのパイプライン建設」も含まれていた。「中国もそれには大きな関心を寄せている。しかし、北朝鮮指導部は“従来型”の経済支援を望んでいるから、米朝の考えは依然として、すれ違ったままだ」とリリーは言う。

  ケリーとともに平譲を訪問した米政府高官は「パイプラインなどについて、ケリーは話していないし、そのような政策もない」としたうえで、リリーの指摘をこう解説する。

  「後に、2003年8月に北京(での日本、米国、中国、ロシアに南北朝鮮を加えた6カ国協議で、『もし、北朝鮮が(核問題などで)前向きな歩みを見せれば、米国は他国とともに、平和的なエネルギー問題について調査する用意はある』と表明した。それについては中国もロシアも関心を寄せているし、それは可能だ。だが、まだそうした計画はわれわれにはない)

<「ボールド・バーゲン」のことはこのあたりの話ではないでしょうか。ところでシベリアからのパイプラインは、日本と中国がそれぞれ獲得しようとしているやつかな。>

続く)
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