拉致問題の解決には(4/4)
投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/02/18 22:26 投稿番号: [180344 / 232612]
私がかつてインタビューした亡命者でもと外交官だった男性は、「政権の中枢にいる人間もやがて崩壊することは分かっている。一蓮托生になるので自らそれをすることはできないが、その時のために子供たちを外国に出したりして保険をかけているのです」と言っていた。逆に「金正日と心中しますか」と言われれば別の判断もあるということだし、金正日の次に来た権力者は「あれはすべて金正日がやったこと」と言ってしまえるのだから、意外とあっけない結末になるのは目に見えている。少なくとも彼らが普段大騒ぎしているような徹底抗戦などということはありえない。
いずれにしても拉致被害者全て救出し、北朝鮮の最悪の人権状況の中で苦しんでいる人々に手を差し伸べるのは「官」だけに任せておいて済む問題ではない。警察、外務省、あるいは首相官邸が責任を負うのは当然だが、救出の責任は全国民が追うべきである。「公(おおやけ)の意識を民間も持ち、私たちも、報道関係者も、もちろん政府関係者も、全ての国民が力をあわせてこそ全員の救出を実現することができるのである。逆にいえばそれができたとき、日本の国力からすれば問題はあっけなく解決するだろう。
現実から目をそらせばこれから先の私たちの安全も脅かされる。ヒトラーのドイツに対してチェンバレンのイギリスかがとった宥和政策は何をもたらしたか、歴史は雄弁に語ってくれている。拉致された人々全員を救い、韓国人の拉致被害者も、そして北朝鮮2000万国民も最悪の人権状況から救い出し、自分や家族の安全を守る、この道以外に私たちの選択はありえない。
日本の戦前、戦後の体制についての否定すべき点、反省すべき点は多々あろうが、歴史は一面的なものではなく、評価されるべき点も少なくない。日本は日清、日露の戦いや大東亜戦争において、米英中露など、世界のほとんど全ての大国と戦った世界で唯一の国である。しかも、これらの戦争を通して実質的に負けた相手は米国だけなのだ。自嘲的に聞こえるかも知れないが、その米国相手の戦争も、後から考えれば情けないほど戦略のない戦いで、圧倒的な国力の差がありながら、4年間戦い続けられたことは自信を持っていいのではないか。
4年間の戦争を支えたのは個々の軍人、国民の資質と団結力である。幕僚の暴走というのも、中堅将校に(とは言っても全体から言えば軍の中枢ではあるが)将軍たちに劣らぬ優秀な人材がいることの証明とも言えよう。特攻というのは、その創氏者といわれる大西瀧次郎中将が「統率の外道」と言った通り、作戦としては本来絶対にあってはならないことだった。しかし、そこに志願した人々は、真剣に考え、自らの命を持って国家を守ろうとしたのであって、狂信的に自らの命を捧げたわけではない。自爆テロとはその意味を全く異にするのである。
そして、私たちはその人たちと同じ日本人である。中堅層の質の高さというプラスと、トップにおける指導力不足というマイナス、このプラスをいかに大きくし、マイナスをいかに小さくするかによって今後の日本の方向は決まってくると思う。ならばどうすればいいのか。具体的には、欠如している大方針を世論の力で方向づけるということだ。拉致問題についていうならば、完全解決という方針を世論が譲らなければ政府はその方向に動かざるを得ないはずである。本気で動き始めれば、日本の国力から考えた場合、問題は恐らくあっさりと解決するだろう。
続く)
いずれにしても拉致被害者全て救出し、北朝鮮の最悪の人権状況の中で苦しんでいる人々に手を差し伸べるのは「官」だけに任せておいて済む問題ではない。警察、外務省、あるいは首相官邸が責任を負うのは当然だが、救出の責任は全国民が追うべきである。「公(おおやけ)の意識を民間も持ち、私たちも、報道関係者も、もちろん政府関係者も、全ての国民が力をあわせてこそ全員の救出を実現することができるのである。逆にいえばそれができたとき、日本の国力からすれば問題はあっけなく解決するだろう。
現実から目をそらせばこれから先の私たちの安全も脅かされる。ヒトラーのドイツに対してチェンバレンのイギリスかがとった宥和政策は何をもたらしたか、歴史は雄弁に語ってくれている。拉致された人々全員を救い、韓国人の拉致被害者も、そして北朝鮮2000万国民も最悪の人権状況から救い出し、自分や家族の安全を守る、この道以外に私たちの選択はありえない。
日本の戦前、戦後の体制についての否定すべき点、反省すべき点は多々あろうが、歴史は一面的なものではなく、評価されるべき点も少なくない。日本は日清、日露の戦いや大東亜戦争において、米英中露など、世界のほとんど全ての大国と戦った世界で唯一の国である。しかも、これらの戦争を通して実質的に負けた相手は米国だけなのだ。自嘲的に聞こえるかも知れないが、その米国相手の戦争も、後から考えれば情けないほど戦略のない戦いで、圧倒的な国力の差がありながら、4年間戦い続けられたことは自信を持っていいのではないか。
4年間の戦争を支えたのは個々の軍人、国民の資質と団結力である。幕僚の暴走というのも、中堅将校に(とは言っても全体から言えば軍の中枢ではあるが)将軍たちに劣らぬ優秀な人材がいることの証明とも言えよう。特攻というのは、その創氏者といわれる大西瀧次郎中将が「統率の外道」と言った通り、作戦としては本来絶対にあってはならないことだった。しかし、そこに志願した人々は、真剣に考え、自らの命を持って国家を守ろうとしたのであって、狂信的に自らの命を捧げたわけではない。自爆テロとはその意味を全く異にするのである。
そして、私たちはその人たちと同じ日本人である。中堅層の質の高さというプラスと、トップにおける指導力不足というマイナス、このプラスをいかに大きくし、マイナスをいかに小さくするかによって今後の日本の方向は決まってくると思う。ならばどうすればいいのか。具体的には、欠如している大方針を世論の力で方向づけるということだ。拉致問題についていうならば、完全解決という方針を世論が譲らなければ政府はその方向に動かざるを得ないはずである。本気で動き始めれば、日本の国力から考えた場合、問題は恐らくあっさりと解決するだろう。
続く)
これは メッセージ 180343 (komash0427 さん)への返信です.