小泉首相の姿勢を批判する理由①
投稿者: komash0427 投稿日時: 2004/09/23 11:46 投稿番号: [152106 / 232612]
批判を繰り返す理由は、個人的な恨みつらみがあるわけではありません。
それどころか3家族を日本へ取り戻すことができたのは、小泉首相の努力があったからだと思います。この点は日本のこれまでの首相がなし得ようともせず、またなし得なかったことであり、最大の功績だと理解しています。感謝の念を私は忘れてはならないと思います。
けれども皆さんもおわかりのように3家族を取り戻しただけで事件は終わりではありません。
10人の未帰還者、さらには調査会が提議している数百人の人たちを取り戻すという、これまで以上の大変に大きな問題がいまだ何の進展も見せず、そのままにされています。
この大きな問題の解決には北朝鮮の体制の変革が必要だと私は思っております。
体制の変革を促すためにどうしたら良いかという視点に立つならば、私は今のような小泉首相の宥和姿勢は体制の存続に手を貸すことになると断ぜざるを得ないのです。
この点を理解していただきたいと思います。
体制の存続、保証を求める北朝鮮に対して、日本政府はどうあるべきか、私たちは自分たちの政府に対してなにを求めるべきなのか、「朝鮮半島は統一できるのか」(森 千春、中公新書クラレ)から引用をしたいと思います。少し長くなりますが、下手な要約をするよりは良いと思うので、お付き合いください。
以下本文
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
北朝鮮の出方
評論家、櫻田淳氏は、月刊誌『中央公論』2002年12月号に掲載された論文で、この問題に関して見解を寄せている。まず、氏の議論を紹介したい。
櫻田氏は「北朝鮮が今後にたどると想定される途」が三つに集約されるとする。
第一は、北朝鮮が国際社会の圧力を乗り切りながらも存続する「体制の温存」である。(⇒これ、最悪です。)
第二は、国際社会の諸々の流儀に則った存在に変容する「体制としての恭順」。
第三は、「体制の瓦解」だ。
第三の「体制の瓦解」をさらに分類するならば、軍事的な「暴発」の末に体制瓦解するケースと、金正日総書記が体制を追われる「自滅のケース」が考えられる。
櫻田氏は、日本にとってもっとも望ましいのは、第二の「体制としての恭順」であるとして、この認識を日本の対北朝鮮外交の基本に据えるべきだと提言する。
櫻田氏の議論は、北朝鮮の今後を考える際に、金正日「体制」の概念を軸にしている。この点は肝要だ。北朝鮮の進路を考えるということは、金正日総書記の独裁体制の行方を考えることにほかならない。そして、この体制の動向が、分断国家である韓国、歴史的に関係の深い隣国日本のみならず、超大国、米国までも巻き込んで、国際社会の関心を集めるのはなぜか。それは、独裁体制が、国際社会の秩序を揺るがしうる核兵器を開発しているからだ。
櫻田氏が「体制としての恭順」と呼ぶ進路は、北朝鮮が様々な国際社会のルールを守ることを意味する。なかでも、核兵器、弾道ミサイルのような大量破壊兵器を放棄することが核心だといってよいだろう。
それどころか3家族を日本へ取り戻すことができたのは、小泉首相の努力があったからだと思います。この点は日本のこれまでの首相がなし得ようともせず、またなし得なかったことであり、最大の功績だと理解しています。感謝の念を私は忘れてはならないと思います。
けれども皆さんもおわかりのように3家族を取り戻しただけで事件は終わりではありません。
10人の未帰還者、さらには調査会が提議している数百人の人たちを取り戻すという、これまで以上の大変に大きな問題がいまだ何の進展も見せず、そのままにされています。
この大きな問題の解決には北朝鮮の体制の変革が必要だと私は思っております。
体制の変革を促すためにどうしたら良いかという視点に立つならば、私は今のような小泉首相の宥和姿勢は体制の存続に手を貸すことになると断ぜざるを得ないのです。
この点を理解していただきたいと思います。
体制の存続、保証を求める北朝鮮に対して、日本政府はどうあるべきか、私たちは自分たちの政府に対してなにを求めるべきなのか、「朝鮮半島は統一できるのか」(森 千春、中公新書クラレ)から引用をしたいと思います。少し長くなりますが、下手な要約をするよりは良いと思うので、お付き合いください。
以下本文
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北朝鮮の出方
評論家、櫻田淳氏は、月刊誌『中央公論』2002年12月号に掲載された論文で、この問題に関して見解を寄せている。まず、氏の議論を紹介したい。
櫻田氏は「北朝鮮が今後にたどると想定される途」が三つに集約されるとする。
第一は、北朝鮮が国際社会の圧力を乗り切りながらも存続する「体制の温存」である。(⇒これ、最悪です。)
第二は、国際社会の諸々の流儀に則った存在に変容する「体制としての恭順」。
第三は、「体制の瓦解」だ。
第三の「体制の瓦解」をさらに分類するならば、軍事的な「暴発」の末に体制瓦解するケースと、金正日総書記が体制を追われる「自滅のケース」が考えられる。
櫻田氏は、日本にとってもっとも望ましいのは、第二の「体制としての恭順」であるとして、この認識を日本の対北朝鮮外交の基本に据えるべきだと提言する。
櫻田氏の議論は、北朝鮮の今後を考える際に、金正日「体制」の概念を軸にしている。この点は肝要だ。北朝鮮の進路を考えるということは、金正日総書記の独裁体制の行方を考えることにほかならない。そして、この体制の動向が、分断国家である韓国、歴史的に関係の深い隣国日本のみならず、超大国、米国までも巻き込んで、国際社会の関心を集めるのはなぜか。それは、独裁体制が、国際社会の秩序を揺るがしうる核兵器を開発しているからだ。
櫻田氏が「体制としての恭順」と呼ぶ進路は、北朝鮮が様々な国際社会のルールを守ることを意味する。なかでも、核兵器、弾道ミサイルのような大量破壊兵器を放棄することが核心だといってよいだろう。
これは メッセージ 151756 (sofiansky2003 さん)への返信です.