地盤沈下も進む中□
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2004/08/30 01:01 投稿番号: [149427 / 232612]
旧満州は水が綺麗といわれた。なかにし礼の『赤い月』では戦前、牡丹江の水で日本酒をつくった。その満州も荒れた。過去五年間で「国有企業」からレイオフされた人は2700万人。このうち25%は旧満州の国有企業再編過程でおきた。失業は東北三省(遼寧省、吉林省、黒龍江省)に集中している。現在これら三省だけの人口が一億七百万。ほぼ日本と等しく、またフランスとスペインを足したほどの人口大国である。
60年代央まで、旧満州は中国で一番「工業化」した地域として知られ、夥しい漢族が入植してきた。同時に漢族へ戸籍をかえた満州族、蒙古族が多かった。
重化学、鉄道、石炭、石油、機械産業は毛沢東が、従前の日本の施設を接収し、国有化したから栄えたのだ。
改革・開放は南の広東省から開始され、台湾からの投資はついで福建省を潤したが、旧満州は置いてきぼりだった。海外華僑は上海から山を越えて安徽、河南、湖南、山西の各省へも及んだが、旧満州への投資は控えた。孫文が「あそこは中国ではない」と明言したように華僑の意識のなかで「満州」は化外の地であった。その東北三省でさえ失業増大に加えて水不足と汚染が深刻化しているのである。日本につたわるイメージとは天地の隔たりがある。
一方、都会を待ち受ける運命は?
摩天楼だらけの上海で、こんどは地盤沈下の恐怖があるのだ。
日本でも日比谷の三信ビル(いまの日比谷国際ビル)は、戦後二、三十年で二階部が一階になるまでに沈んだ。あの付近の土壌は徳川家康時代の埋め立てである。
不動産バブルが深刻な上海で、18階以上の高層ビルは既存でも2800棟。そこに新たに2000棟、工事許可が降りて、一部は建設が進められている。
「1921年から1965年までに上海は、およそ2メートル40センチ、地盤が下降した。原因は井戸の掘り過ぎ。地下水をめったやたらに汲み上げて消費したからだ」(ニューヨークタイムズ、03年10月14日)。
人間は同じ愚を繰り返すものらしい。ビルを建て過ぎたため上海の中心部は毎年一センチ地盤が沈下している。これはある時点で加速度的に沈下スピードを上げるのは物理学の常識だろう。
これは メッセージ 149426 (hangyosyufu さん)への返信です.
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