5.22再訪朝の要点と、
投稿者: kuecoe 投稿日時: 2004/06/11 21:02 投稿番号: [137451 / 232612]
議論のテンプレート(続き)
http://hunbook.hp.infoseek.co.jp/column/2004522revenge.htm
更新されています。
●再訪朝と小泉総理の駆け引きの見所は?
1.再訪朝の本来の目的は、日朝正常化交渉の正常化にある。(日朝国交樹立のための交渉ではなく、その交渉に入るための正常化)
2.日朝正常化交渉は、日朝間に国交を樹立するための交渉。
3.日朝の国交樹立が実現した後に両国が得るメリットを比べると、日本側よりもむしろ北朝鮮側のメリットのほうが大きい。(経済支援を受けられる)国交樹立後の日本側のメリットはそれほどでもなく、日本にとっては国交が樹立するまでのプロセス(国交樹立の前提条件)を満たすこと(樹立前のメリット)のほうが大きい。
4.平壌宣言は「両国の関係が正常化することで、国交樹立の気運が高まる」とされているが、これは、
日本側のメリット(拉致問題・核問題/安全保障問題の解決などの前提条件が満たされる)
↓
●日朝国交樹立●
↓
北朝鮮側のメリット(経済支援)
という順で行われるため、北朝鮮が経済支援を得るためには、まず必ず日本側の要求が満たされなければならない、という構図になっている。
5.日朝国交正常化交渉を反故にすると、日本側の拉致問題も解決しない替わりに、北朝鮮も経済支援が受けられない。
6.「拉致問題、核問題の解決」が図られるなら、北朝鮮は無力化(安全化)されたも同然なので、北朝鮮支援も吝かではない。
7.が、拉致問題、核問題が解決するまでは経済支援は行わない、とすると、日本側は「拉致問題、核問題をいつまでも引っ張り続ける」ことで、経済支援をタテに北朝鮮の譲歩を引き出すことが可能になる。
8.しかし、本当に経済支援をする気があるのかどうかを疑われてしまうと、「正常化交渉を続けながらも国交樹立は先延ばしにする」という日本のカードが無効になってしまうので、人道支援を約束して「見せ金」を見せたり、経済支援の発効について安心感を与えたり、総連に融和的な態度を見せたり(実は、どれもリップサービスの域を出ておらず、コストは一切かかっていない)することで、北朝鮮をゲームから降りさせない工夫をしている。
ここを読み切れない人は、小泉総理は「売国奴」「北に尻尾を振っている」と誤読している。
9.極論すれば、拉致問題/核問題が解決された後に日本側がゲームを降りてしまえば、掛け金を払わずに勝負に勝つことも可能なのだが、「いつか払う。そのうち払う」と言いながら、前提条件(北朝鮮が満たさなければならない日本側の要求)を少しずつ満たすように水を向けているのが現状である。
10.今回の再訪朝では日本側の条件である「拉致被害者の家族」を少なくとも5人取り返し、一度は反故にされた不明者の再調査を約束させた。これによって、日本側の目的は一部果たされ、再調査によって国交正常化を事実上先延ばしにしている(=北朝鮮が経済支援を得られる可能性が先延ばしにされている)。
11.と、同時に、北朝鮮が「交渉相手は米国だけ」としてきた核問題について、日本が「経済支援が欲しいなら解決すべき問題」として発言権を得ることに成功した。
12.北朝鮮は食糧支援25万tと医薬品支援を獲得したが、日朝国交樹立によって得られる経済支援の予想額に比べると、「宝くじ一等3億円と宝くじ末等300円」に匹敵する金額の開きがある。
と、再訪朝には様々なメリットがあるのだが、「掛け金を積んでいる(積んだだけで払っていない)」ところを「金を支払った」と誤解したりと、短絡的にわか強硬論の人の中にはメッセージの読み違いが多く見られる。
http://hunbook.hp.infoseek.co.jp/column/2004522revenge.htm
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●再訪朝と小泉総理の駆け引きの見所は?
1.再訪朝の本来の目的は、日朝正常化交渉の正常化にある。(日朝国交樹立のための交渉ではなく、その交渉に入るための正常化)
2.日朝正常化交渉は、日朝間に国交を樹立するための交渉。
3.日朝の国交樹立が実現した後に両国が得るメリットを比べると、日本側よりもむしろ北朝鮮側のメリットのほうが大きい。(経済支援を受けられる)国交樹立後の日本側のメリットはそれほどでもなく、日本にとっては国交が樹立するまでのプロセス(国交樹立の前提条件)を満たすこと(樹立前のメリット)のほうが大きい。
4.平壌宣言は「両国の関係が正常化することで、国交樹立の気運が高まる」とされているが、これは、
日本側のメリット(拉致問題・核問題/安全保障問題の解決などの前提条件が満たされる)
↓
●日朝国交樹立●
↓
北朝鮮側のメリット(経済支援)
という順で行われるため、北朝鮮が経済支援を得るためには、まず必ず日本側の要求が満たされなければならない、という構図になっている。
5.日朝国交正常化交渉を反故にすると、日本側の拉致問題も解決しない替わりに、北朝鮮も経済支援が受けられない。
6.「拉致問題、核問題の解決」が図られるなら、北朝鮮は無力化(安全化)されたも同然なので、北朝鮮支援も吝かではない。
7.が、拉致問題、核問題が解決するまでは経済支援は行わない、とすると、日本側は「拉致問題、核問題をいつまでも引っ張り続ける」ことで、経済支援をタテに北朝鮮の譲歩を引き出すことが可能になる。
8.しかし、本当に経済支援をする気があるのかどうかを疑われてしまうと、「正常化交渉を続けながらも国交樹立は先延ばしにする」という日本のカードが無効になってしまうので、人道支援を約束して「見せ金」を見せたり、経済支援の発効について安心感を与えたり、総連に融和的な態度を見せたり(実は、どれもリップサービスの域を出ておらず、コストは一切かかっていない)することで、北朝鮮をゲームから降りさせない工夫をしている。
ここを読み切れない人は、小泉総理は「売国奴」「北に尻尾を振っている」と誤読している。
9.極論すれば、拉致問題/核問題が解決された後に日本側がゲームを降りてしまえば、掛け金を払わずに勝負に勝つことも可能なのだが、「いつか払う。そのうち払う」と言いながら、前提条件(北朝鮮が満たさなければならない日本側の要求)を少しずつ満たすように水を向けているのが現状である。
10.今回の再訪朝では日本側の条件である「拉致被害者の家族」を少なくとも5人取り返し、一度は反故にされた不明者の再調査を約束させた。これによって、日本側の目的は一部果たされ、再調査によって国交正常化を事実上先延ばしにしている(=北朝鮮が経済支援を得られる可能性が先延ばしにされている)。
11.と、同時に、北朝鮮が「交渉相手は米国だけ」としてきた核問題について、日本が「経済支援が欲しいなら解決すべき問題」として発言権を得ることに成功した。
12.北朝鮮は食糧支援25万tと医薬品支援を獲得したが、日朝国交樹立によって得られる経済支援の予想額に比べると、「宝くじ一等3億円と宝くじ末等300円」に匹敵する金額の開きがある。
と、再訪朝には様々なメリットがあるのだが、「掛け金を積んでいる(積んだだけで払っていない)」ところを「金を支払った」と誤解したりと、短絡的にわか強硬論の人の中にはメッセージの読み違いが多く見られる。
これは メッセージ 137450 (kuecoe さん)への返信です.