日朝首脳会談、首相に2つの誤算②
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2004/05/24 19:42 投稿番号: [130930 / 232612]
■不明者10人、家族会怒り
首脳会談が最も緊迫したのは、安否不明者十人の問題に議題が移った時だった。
金総書記が「その話は、もう済んだことだ」と語気を強めると首相は「そんなはずはない。(日本の)家族も自分も生きていると考えている」。首相は手を大きく振り上げながら反論した。
国内では、首相が異例の再訪朝を決断したことで、成果への期待感がいやがうえにも高まっていた。家族八人の帰国はもちろん、安否不明者についても、何人かの生存情報がもたらされるのではないか、と。
ところが、金総書記は「ゼロ回答」。首相が必死に食い下がった結果、金総書記も「分かった。私が機関に指示をして結果を出したが、(前回の調査結果は)白紙の状態に戻す。もう一度本格的に調査する」と応じた。政府内には、前回の資料についての疑問点をぶつけ、回答を待つとの選択肢もあった。だが、金総書記が前回の調査の誤りを事実上認めたことで、首相もそれ以上の追及は避けた。
「朗報」を待った家族会はこの決着に激怒した。
金総書記の調査確約も、家族会にとっては「拉致問題を棚上げにするものだ」としか見えなかった。会談が予定より早く一時間半で終わったことで当初は「会談成功」のムードが広がっていた。それだけに、あっさりと会談を終えた首相への怒りは倍加した。
家族会が耳を疑ったのは、首相が平壌での記者会見で「訪朝の最大の理由は日朝平壌宣言の再確認」と言及した点だ。
家族会が拉致解決を最優先に願うのは当然。だが首相は、世界各国が注視する中、拉致と核・ミサイル問題をあわせた「包括的解決」を目指す必要があり平壌宣言の再確認が不可欠だった。
会談の最初の議題が、核問題になったのも、国際社会の目を意識した結果でもある。首相は冒頭から「核を持つことと、廃棄するのでは天と地ほど違う」と迫ったが、結果的には、拉致問題をめぐる首相と家族会の温度差を見せつける格好になった。これも、首相の読み違いだ。
こうした家族会の怒りを首相は帰国後、初めて知らされる。
首相サイドは「ぎりぎりの合格点を取った」(自民党幹部)と、七月の参院選への“追い風”を期待していただけに、その衝撃は大きかった。
家族会への報告をめぐっては、首相が集中砲火を浴びる場面が、テレビでお茶の間に流れるのは得策ではない、との声もあった。だが、首相自ら報告会のマスコミへの公開を指示。「プライドはあるのか」などの激しい批判に耐え「すべての責任は私にある」と語った。
首相の読み違いの末に幕を閉じた「5・22再訪朝」。自民党幹部は首相の心境をこう代弁した。「いつか自分の行動が評価される日が来ることを信じるしかない」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20040524/mng_____sei_____002.shtml
これは メッセージ 130928 (hangyosyufu さん)への返信です.
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