小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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トップダウンで決断

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/05/15 07:58 投稿番号: [125940 / 232612]
トップダウンで決断   政府内に強い懸念

  小泉純一郎首相の二度目の北朝鮮訪問が一昨年九月の初の訪朝と大きく異なる点は、外務省の田中均外務審議官と北朝鮮の「X氏」と呼ばれるルートを使って時間をかけて練られたものではなく、首相が盟友の山崎拓自民党前副総裁と北朝鮮側との接触を受けトップダウンで決断されたことのようだ。最終的には政府間協議で日程が決まったものの、一筋縄ではいかない北朝鮮を相手に正規の外交ルート以外を利用した今回の訪朝について政府・与党内には強い懸念も残っている。

  今月四、五日に北朝鮮側と会談した田中審議官は会談相手を見て不快感を隠さなかったという。鄭泰和・対日交渉担当大使と宋日昊外務省副局長は昨年暮れに自民党の平沢勝栄衆院議員と会談したのに続き、四月初めも山崎、平沢両氏と会談するなど、正規の外交ルート以外で日本側にアプローチしていたからだ。

  それでも、首相周辺は「首相自ら再訪朝に意欲を持っているので、止めようがない」ともらした。首相がリスクを冒してまで、再度訪朝に踏み切ろうとしているのは「北朝鮮では金正日総書記しか物事を決定できない」(政府筋)と判断しているためだ。

  しかし、政府内には性急すぎる訪朝を危惧(きぐ)する声も強い。政府は山崎氏から訪朝結果について説明を受けたが、外務省幹部は「われわれの知らないところで物事が動いている」ともらす。拉致被害者家族の「無条件帰国」が本当に保証されているのかも不透明だ。政府では北朝鮮の列車爆発事故への追加支援を行うことも検討しているが、与党内には「家族を返してもらうための身代金ではないか」(与党幹部)との声もあがっている。

  北京で行われている北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の作業部会では、高濃縮ウラン計画など核開発の完全放棄を求める日米韓三カ国と凍結に対する代償を要求する北朝鮮の間で対立が続いている。その中での首相訪朝は「火中のクリを拾うようなもの」(外務省筋)といえそうだ。(北京   有元隆志)(05/14)

http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_2_1.htm
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