救う会全国協議会ニュース(4)
投稿者: salas8913 投稿日時: 2004/02/24 21:18 投稿番号: [108622 / 232612]
■蓮池透事務局長
平成15年7月31日、弟、薫と祐木子が北朝鮮に拉致されてからちょうど四半世紀が
経過しました。四半世紀といえば、オリンピック6回分、生まれた子供が成人しバリバ
リ働き出す年月に相当します。しかし、未だこの拉致問題は解決していません。これ
ほど長きに渡って日本人の人権が侵害され続けています。
昭和53年7月31日、弟たちは拉致されました。誰もがデートし、遊びに行くごく普通
の海岸で、不法侵入した北朝鮮の工作員の手によって暴力的に拉致されたのです。こ
の上ない、凶悪犯罪、人権蹂躙、国家主権の侵害、国家テロであります。これは、他
の誰にも拉致される危険性があったという状態であり、それがまだ継続している可能
性があるということです。
弟たちは、一体どのような気持ちで連れ去られたのか、到底私たちには想像がつき
ません。北朝鮮で24年間、祖国日本へ帰るという究極の自由を剥奪され、わずかに与
えられた些細な自由らしきものの中、希望のない不毛な暮らしを強いられてきたのです。
弟も語っています。「二度と日本へ帰ることはできないと思っていた。日本に帰る
ことを忘れること、それが我々にとってのプラス思考だ。日本に帰りたいなどと始終
考えていたら死ぬしかない」と。「プラス思考」という言葉にはショックを受けました。
ようやく帰国した現在もなお家族離散の状態に置かれています。人権蹂躙も甚だし
い。親子二代にわたって拉致行為を働いている卑劣な北朝鮮を絶対に許すことはでき
ません。
と同時に四半世紀にわたってこの問題を放置してきた日本の国家責任は甚大である
と考えます。
彼らの気持ちは、25年前の青年のままなのです。純真で生真面目で。24年間見捨て
られてきた日本政府に対して、どう責任取ってくれるんだなどと、絶対に言いませ
ん。それは周りが言っているだけです。弟は言っています。「北では自由がなかっ
た。誰かと会うにも、どこかへ行くにも、好きなように自由にそういうことができ
る。平凡だがそれが、今の我々にとっての幸福だ。」これほどまで彼らはぎりぎりの
生活をして生きのびてきたのです。そして、まだ同じ思いで生活をしている拉致され
た日本人とその家族が大勢いるのです。
24年間何もしてくれなかった国を、この期に及んで、まだ甲斐甲斐しく信用している
と言っているのです。国がきっと家族を取り返してくれると。政府は、外務省は、彼
らのその健気な思いをもっと重く受け止めなくてはいけないと思います。
これは メッセージ 108618 (salas8913 さん)への返信です.
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