満員の収容所から釈放される人々
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2004/02/18 21:09 投稿番号: [107554 / 232612]
EU統合で一時は、EUはアメリカを凌ぐだろうと言われたが、ところがギッチョン、こんな問題が起きている。
統合を進めているEUでは、経済を活性化するため、域内の商品や人の動きを自由化し、すでに国境での出入国管理をやめている。密航者は、いったんEUのどこかの国に入れば、EUのどこにでも行けるようになったため、バルカン半島からイタリアやオーストリア、アフリカからスペインなどのルートで、昨年に比べて密航者が倍増している。
多くの西欧諸国で、密航者の収容所が満員になっているが、緊縮財政のため、収容所を拡大する予算を取れない。そのため、当局が密航者を見つけても、自国の外に追い出すだけの状況となっている。
スペインでは8月末、約千人の密航者を収容所から釈放した。その多くは、モロッコやナイジェリアなどから渡ってきた人々で、彼らはスペイン国内に留まり、定期的に警察に所在を連絡することを義務づけられているが、国境管理がない以上、多くは勝手にドイツなどに行ってしまうと予測されている。密航者の釈放は、イタリアでもときどき行われている。
密航者をアフリカや南アジアなどの母国に強制送還する方法もあるが、それらの国の多くは内戦や圧政などにより、住民の人権がおびやかされている。ヨーロッパ社会は人権問題に敏感なため、強制送還を行うと政府が野党や市民団体から非難され、政治的にマイナスなので、どこの与党もやりたがらない。
最近は欧州だけでなくオーストラリアでも、中東や南アジア、中国から小船に乗ってくる密航者が増えたため、収容所不足が起きている。8月末には、サウスオーストラリア州の奥地にある収容所で、強制送還にされそうなイラク人やアフガン人が暴動を起こした。
オリンピック開催を間近に控えた時期だったため、この事件は世界的に注目された。オーストラリアは西欧諸国より積極的に強制送還の政策をとっていることもあり、オーストラリア政府の人権政策は、欧州のマスコミや市民団体から批判されている。
これは メッセージ 107550 (hangyosyufu さん)への返信です.
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