小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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続きです。

投稿者: ringo_pie03 投稿日時: 2004/02/07 17:21 投稿番号: [105443 / 232612]
当時いくら日清戦争に勝ち、北清事変で見事な働きをしたとはいえ東洋の小国日本が、大国ロシアに単独で抗議するなど大胆な話だった。元タイ大使、岡崎久彦氏は、英国の歴史学者、イアン・ニッシュの言葉を借り「若い日本の『成人式』だった」と書いている(「小村寿太郎とその時代」)。

近代日本が初めて自立国家として、時刻の安全のために動いたと言う意味だろう。日本はそれほどロシアの満州千両を恐れていた。
いやそうではなく、満州の次に陸続きである朝鮮半島がロシアの手に落ちることに対し、全身の神経をとがらせていたのだ。

雑誌「明日への選択」の今年1月号のインタビューで、明大教授、入江孝則氏は、20世紀初頭の英国の地政学者、マッキンダーの海洋国家論を紹介し、日露戦争に至る日本の安全保障を論じている。
地中海のクレタ島を根拠地としていた海洋国家・古代ギリシャが、大陸国家のペルシャに勝ったのは対岸のペロポネソス半島をおさえていたからだった。

ところがその後、同じ大陸国家のマケドニアにその半島を握られたときには、海洋国家は滅びるしかなかったという。
それほど海洋国家にとって、大陸とを結ぶ半島は重要なのである。

その上で、入江氏は「海洋国家である日本が繁栄するためには朝鮮半島が、日本に敵対する可能性のある(大陸国家の)ロシアや清帝国によって支配されないようにすることを明治の日本人がきちんと考えていた」と述べ、「驚嘆に値する安全感覚だ」と言う。

そのことは、半島の北半分に旧ソ連や中国の影響を受けた独裁国家ができたことが今、日本の安全保障の最重要関心事となっていることからも理解できるだろう。歴史はあまり変わっていない。

ロシアは日本の抗議に何度も撤退を約束しながらその都度反故にする。それが、三国干渉での恨みや「臥薪嘗胆」の合言葉と重なって、日本をいよいよ「ロシア討つべし」へかりたてたのだ。
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