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今日の天声人語・・・あ〜〜あ

投稿者: nishibox 投稿日時: 2003/06/30 21:42 投稿番号: [1653 / 52541]
■《天声人語》    朝日新聞   6月30日



  「ここな溝(どぶ)板野郎の、だれ味噌野郎の、出し殻(がら)野郎の、蕎麦(そば)かす野郎め、引こみアがらねへか」。歌舞伎「助六(すけろく)由縁(ゆかりの)江戸桜(えどざくら)」に出てくる助六のせりふである。このおなじみの演目には多彩な悪態語が登場する。かつて日本語には実に豊富な悪態語があった。

  『かがやく日本語の悪態』(草思社)でこのせりふを引いた詩人の川崎洋さんは、こう考える。「差別語は人を殺傷する忌まわしい悪態語だ。しかし、ユーモアのセンスから生まれた言葉遊びの悪態は文化である」。

  このごろ悪態文化の衰微を感じる。互いに向き合って悪態をつきあう光景などめったにお目にかからない。せいぜい一言捨てぜりふを吐く程度で、後が続かないことが多い。言葉でけんかをする能力が衰えてきたのではないか。

  マナーの悪さを注意されて暴行に及ぶ。23歳の青年が死亡した東京・八王子の事件のような無残なことが起きるたびに思う。口で注意されたら、まず口でやり返さないのはなぜか。どうして問答無用の暴力に走ってしまうのか。いまの言葉でいえば、あまりにキレやすい。

  口げんかで事態が収まるとは限らない。しかし、悪態をつきあって気が済むこともあるだろう。たとえいまの日本語の悪態語が少々貧弱すぎるとしても。

  川崎さんが引用した茨木のり子さんの詩「自分の感受性くらい」はこう始まる。「ぱさぱさに乾いてゆく心を/ひとのせいにはするな」。そして「自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ」と締めくくる。ぱさぱさに乾いた世の中で、こころに響く「悪態」である。



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最近、「キレル」犯罪が増えてきているのは
悪態文化の衰微が原因なんだって。
ふ〜〜ん。。。
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