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盧大統領に込める熱い思い・・・天声人語

投稿者: nishibox 投稿日時: 2003/06/10 10:37 投稿番号: [1247 / 52541]
■《天声人語》   -- -朝日新聞   6月10日付



  国会での盧武鉉(ノムヒョン)韓国大統領の演説を、テレビで見た。冒頭で「日本に近い釜山の育ち」を強調するのを聞いて、港町・釜山の、かつての日本人街で出会った金さんを思い出した。

  行政書士で、「今でも日本への手紙の代書を頼まれる」と言い、「貴下ますます…。…を賜り光栄の至りと存じ上げ候…」と、候文を流れるように話した。植民地時代には「金本といっていました」。

  金さんは、家にあげてくれて、半世紀余りの町の移り変わりを丁寧に語ってくれたが、最後まで、日本に対する恨みを口にしなかった。そのことが、かえって、重く長く心に残った。ソウル五輪直前の、88年の夏だった。

  大統領は先日、「ときどき過去をめぐる感情的な発言があり、順調な日韓交流の列車を予告なしに止めてしまうのは残念だが、列車は止めずに走らせ続けた方がいい」と述べた。その通りだと思う。国会では、未来の列車の旅に触れた。

  「日本の青少年が東京で列車に乗り、釜山とソウルを経て北京まで修学旅行に行くことは決して、遠い未来の夢ではないはずです」。しかし、ソウルのすぐ先の道筋にある国を思えば、はるかに遠いのでは、とも感じられる。

  大統領は日本のことわざの「子供は親の背中を見て育つ」を引いて、よりよい未来を子孫に、とも述べた。刺激されて開いてみた『韓国の故事ことわざ辞典』(角川書店)に、こんな言葉があった。「鉄も研(みが)けば針となる」。努力を続けていくと、どんな難しいことでも遂げられる。そんな願いのこもった列車なのかと思った。


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朝日新聞が所属する国のリーダーは盧大統領である。
その思いが行間からひしひしと伝わってくる。
一言いわせてもらうと、金さんが日本に対する恨みを言わなかったのは
日本に対して何の恨みもなかったからでは?
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