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朝鮮通信使 6

投稿者: hendazo04 投稿日時: 2009/01/14 03:02 投稿番号: [252 / 402]
さて、彼らは淀城の水車に興味を示す。
奉使録『・・城外に水車2基を設置して水を引いて城に入れており、その情景は糸車のごとくで、高さは数丈で、これを湖中に垂れ下げて波に従ってひとりでに回る。
その輪の桟はすべてで十六であり、桟ごとに小桶をつけて輪が回るときに、桶が水を入れて輪に従って上がっていき、自ずと傾いて城の穴に注ぐが、木をくりぬいて作った桶が見た目には甚だ奇異である』

これを単純にコカコーラのビンを拾ったブッシュマンと同一に見るのは皮相であろう。彼らを分析するにはもう一めくりが必要だ。ま、ひと捲りではあるが。

これより300年前の1429(永享9)年、足利義教の将軍襲職祝賀で通信使が来日している。ウィキによれば、
「1429年、日本に来た朴端生は、「日本の農人、水車の設けあり」として、学生の金慎に「造車の法」を精査させて模型を作り、鍍銀(銀メッキ)、造紙(紙漉)、朱紅、軽粉などの製造法を祖国に報告している。日本の貨幣経済の実態や、店舗商業の発展等にも及んだが、その中で技術にまで言及していたのは、渡航前に世宗から「倭の紙、堅籾、造作の法また宜しく伝習すべし」と、日本の技術を導入するように命じられていたからである。水車はその百年以上も前に、「徒然草」(第五十一段)に記されており、当時には農民達の手で取り付けられていた事を考えると、日本と朝鮮の間には相当の技術格差があったのではないかと考えられる[1]。」

このとき既に朝鮮王朝は自国の学生に命じ、造車の法を精査させ、模型までを作り本国に持ち帰っている。
結論をいえば、日本が朝鮮を植民地にするまでかの地には水車がなかった。もちろん、かといって、水車に代わる動力を開発したわけではない。水車という永久動力に関心を示し、その技術を学んで来いとの世宗からの命令は進取の気鋭に富んでいるといえる。命じられた者も忠実にそれを遂行した。
しかし、その貴重な技術をなぜ朝鮮人は自らのものとしなかったのだろう。いや、できなかったのか、と言ったほうが正確なのか。
日本の江戸時代には左甚五郎という匠が現れ、巧緻を極めたからくり人形が発達した。比べて、日本の農民が取り付けていた水車ごときを模倣できない朝鮮に、百済以降どのような工学が発達していたのだろう。

おまけに日本の造紙(紙漉)、朱紅、軽粉まで学んで来いと命じている。15世紀半ばのことである。日本の文化はすべて朝鮮人が伝えたとの彼らは広報に対し、なんとも居場所の取れない記述である。

ウィキでは貨幣経済のことにも触れている。
「日本の貨幣経済の実態や、店舗商業の発展等にも及んだが、・・」

朝鮮の貨幣経済は次の証言がある。

「通貨に関する問題は、当時朝鮮国内を旅行するものを例外なく悩ませ旅程を大きく左右した。日本の円や銭はソウルと条約港でしか通用しない。銀行や両替商は旅行先のどこにも一軒としてなく、しかも受け取ってもらえる貨幣は、当時公称3200枚で1ドルに相当する穴あき銭以外になかった。この貨幣は数百枚単位で縄に通してあり、数えるのも運ぶのも厄介だったが、なければないでまたそれも厄介なのである。100円分の穴あき銭を運ぶには6人の男か朝鮮馬1頭がいる。たった10ポンドなのにである!」
「朝鮮紀行」   イザベラ・バード

これでは原始時代の、石の穴あき銭と一緒ではないか。
現在ウォンの価値が暴落しているが、近いうちに、彼らの好きな資生堂のスキンクリーム一瓶買うのにトラック一台分のウォンが必要になるかもしれない。

ついでに陶器のことにも触れておこう。

第六回通信使以来慣例化していた京都大仏殿饗応之儀を、第九回目のとき朝鮮側が辞退してきた。理由は『大仏殿は秀吉の願堂と聞いている。彼はわが国百年の敵である。なんでそのような地で饗応がうけられようか。』というものである。
大仏殿のそばに『耳塚』(実際には鼻塚。耳は一人二つだが、鼻は一人分だから人数確認が楽))がある。これは文禄・慶長の役で諸将が武功の証として塩漬けにして持ち帰ったものだ。検分の後に埋葬し供養してきた。血塗られた標ではあるが戦国の世である、それより敵をも弔う日本人の死生観こそ注目すべきだろう。これがシナ人や朝鮮人なら豚に喰わせるのがせいぜいだ。
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