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フランスの反日 2

投稿者: hendazo04 投稿日時: 2008/08/02 09:27 投稿番号: [160 / 402]
イギリス人作家ジョーゼフ・コンラッドの代表作に[闇の奥]というのがある。彼が33歳のとき、フランスの象牙採集汽船に乗り、アフリカ西海岸のコンゴ河口を奥地に向かい溯航することになった。1890年のことである。ベルギーのレオポルド2世がコンゴに組織的に食指を伸ばしてからわずか8年。まだレオポルドの[進出]はコンゴ河沿いに限られ、両岸の部族民たちに象牙採集を課していた。そこで見聞したアフリカはコンラッドにとって[闇]であり、溯航はその「奥」に這い入ることであった。はからずも彼は白人支配下のコンゴで何が行われているのか自身の眼で見ることになった。現地民の手首をこんもりと積んだ小舟を何艘も見かけたかもしれないし、少なくとも手首のない現地民を多数目撃したはずだ(英国の啓蒙家が撮った写真が現存)。この比類なき野蛮にコンラッドは大きなショックを受け[闇の奥]を書き上げる。

ただしポーランド系英国人のコンラッドはやはり白人である。この狂気の根源をアフリカという暗黒大陸に求めている。文明化された白人は圧倒的なアフリカの闇(悪とも言い換えれる)に包まれたとき徐々に正気を失い、やがてその狂気は人間の根源である[野蛮]に立ち戻ると考えた。
「闇の奥」の主人公は象牙採集のため奥地に航行し、そこで部族民を従えて一種の王国を築き上げ暴力的に一体を支配したクルツだ。
ご存知だろうがF・C・コッポラは[闇の奥]の舞台をベトナムに置き換え「地獄の黙示録」を撮った。マーロン・ブランド演ずる狂気の王者カーツ大佐は[闇の奥]のクルツ(英語読みでカーツ)であり、実在のモデル、クラインである。
この映画のエッセンスが最終シーンでカーツ大佐の口から語られる。
‘俺たちは村々を回り現地の子供たちにポリオの予防注射を施した。しかし後で戻ってきたベトミンはその子供たちの腕を全部切り落とした。俺は泣いた。‘というようなことをカーツに言わせる。ベトナムの野蛮が俺を狂気に陥れた、と言わせたのだ。このシーンにベトナム政府からクレームがついた。ベトナム人はそんなことはしない、と。

ずいぶん前だけどTVでインド訪問から帰ってきたばかりの評論家西部邁氏語っていたが、往時、インド進出の英国人が競争力のない自国の繊維をインドに売りつけるため、現地の織姫たちの手首を切り落としてまわり、その集められた手首を供養した塚があちらこちらにあった、と英国人の無惨に驚嘆していた。

こういった蛮性は被征服者に施す普遍的な行為なのだろうか。たしかにアステカの捕虜の処置はスペイン人の度肝を抜いたし、小さな部族間の争いでも首を狩り、食人をする風習がみられる。
話をもっとややこしくするつもりなら、トラが人間を頭から食っても非難するのはお門違いだろう。同様に、文明が起こる前の人間は獣そのものだったはずだ。50万年前の北京原人は人を狩り食物としていた。生物普遍の獣性が、その居住する地域の条件に沿ってあるいは濃く残ったり、あるいは少なく残ったりしていると言えるのではないか。
問題は、数少ない後者のカテゴリーに入る日本人を、いまや野蛮とみなされる残虐行為の体現者・そして潜在的保持者として位置づけている戦勝国文化人の欺瞞であろう。

とまれ、昨日買った週刊新潮の「変見自在」で、白人種の有色人種に対する根拠のない優位感を皮肉っていた。次に掲載する。
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