南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行は事実

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  戦艦「大和」が残してくれたもの

投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2010/11/13 18:46 投稿番号: [24019 / 29399]
“空飛ぶ棺”と呼ばれた   人間爆弾   「桜花」や「剣」、
不発でも生還不能だった人間魚雷「回天」や   自爆小艇「震洋」や
「マルレ」、   最も惨めな特攻と呼ばれた人間機雷「伏竜」   等々、
「皇軍」=天皇の軍隊は、神風隊など航空機だけでなく、
多様な特攻兵器を   次々と開発して   実戦に投入しようとした。

兵士を自爆させる特攻は、日本軍自身でさえも“統師の外道”と
認めるものであり、事実、近代軍の作戦としては   邪道であって、
戦局を好転させる戦果は期待できず、わずかながら   敵の進撃を
遅らせる「時間稼ぎ」のために   若者に犠牲を強いるものだった。
そうした   特攻兵器のなかで、最大のものが戦艦「大和」だった。

「大和」が   不沈の無敵艦だと信じていた   若い乗組員たちは
知る由もなかったが、すでに   航空戦力が   制海権の枢機となり、
大艦巨砲の時代が過去のものとなるなかで、もはや「大和」には
沖縄防衛の“砲台”と化す   役目しか   残っていなかったのだ。
その沖縄への到達すら   ほぼ不可能であることを、軍上層部の
大本営だけは   知っていた。

「大和」には   勝利の道も、生還の道も閉ざされたことを悟った
兵士たちの心には   激しい葛藤が生じ、艦内で   論争が起きた。
なぜ   成功の見込みもない作戦で   無駄に死なねばならないのか、
いや、成否に関わらず祖国のために死ぬのは当然じゃないか、と。
殴り合いの   寸前にまでいった   彼らの対立を   収めたのは、
敗れて目覚める日本の先駆けとなるなら、本望ではないか―   という
ひとりの   青年将校の言葉だった。すでに   当時、日本を目覚めさせ、
新しい日本に生まれ変るべきだ、と   感じていた人々も   いたのだ。

以前に公開された   大和の最後を描いた映画   「男たちの大和」には
破滅に向かう   軍部の愚かさや、若い兵士たちの苦悩、軍隊内での
非人間的な虐待、そして   凄惨な戦闘シーンが   描かれていた。
もちろん、映画で描かれるのは   戦場における   凄愴苛烈な実相に
及ぶべくもなく、陰惨な軍隊内での   人権抑圧や虐めなども、
実態の   ごく一部を   描いているにすぎない。

しかし、この作品は   貴重なメッセージを   伝えている。
映画の最後に、年老いた   元兵士が   次のように語る場面がある。
「自分が   生き残った意味が、いま   ようやく   分かった」
過酷な戦場を生きぬいて   帰還しても、「おめおめと生き残った」
「恥知らず」と   罵られた   軍国主義の時代は、生存者にとって
苦悩と   悔恨の時であったに   違いない。
それでも、死んでいった仲間たちの思いを胸に秘め、戦後の復興に
尽した人々は、決して   意味もなく   生き残ったのでは   ないのだ。

いま、太平洋戦争の戦場を   経験した生存者は、わずかとなった。
それに   反比例して、ヤスクニ神社の復権や   憲法の改廃を声高に
叫ぶ輩が   世間にはびこり、愚かにも   過去の戦争を   美化し、
旧日本軍の所業を   正当化しようとする策動が   顕在化している。
彼らの中には、軍国主義時代の価値観・死生観に心酔する者もいる。
「敗れて目覚める日本」のための   「先駆け」になってくれた
大和の乗組員たちの死を、すべて   無駄にしよう   というのだ。

犠牲者への想いを   胸にして、戦後を生き抜いた   先人たちが
築き上げた   平和国家の礎が、いま   危機に立たされている。
国民の   大切な生命と財産が   巨大な軍需産業の利潤のために
ふたたび   惜しげもなく   捧げられようとしている。
尊い犠牲によって   平和を残してくれた人々は、このような
日本の現状を、いかに嘆き、悲しんで   見ていることだろう。
現代に生きる   日本国民は、「大和」が残してくれた   教訓と、
先人たちの遺産を、無駄にすべきではない   と、心底から思う。
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