Re: 『南京事件 国民党極秘文書から読み解
投稿者: nmwgip 投稿日時: 2006/05/15 22:40 投稿番号: [9703 / 41162]
殺人の事例が少ないことについて、『「南京安全地帯の記録」完訳と研究』(展転社)の中で、冨澤繁信氏は次のように解釈していますので、ご参考までに。
「・・・読者は事件の数の少ないのに驚かれるであろう。特にのちに二十万人、三十万人といわれた殺人事件の数は少なく、人数も五十三人にすぎない。東中野教授の発掘した極秘資料によると、宣伝のためであるから一見して虚偽であることの察しがつくような事例は極力避けたとのことである。このため殺人のように死体という物的証拠が後に残っているはずの事件を挙げることは避け、主として強姦や略奪などの自己申告に基づく事例を挙げるようにした。従って後年、東京裁判の証人が証言したような、死体が街に溢れ、血が川をなして流れたというような状況は、この国民党が見解を示した半公式の原典ではまったく見られないのである。・・・」
一つ解説を付け加えておきますと、「この国民党が見解を示した半公式の原典」というのは、『南京安全区トウ案』(トウは木偏に當)、“Documents of the Nanking safety Zone”の開巻劈頭に「重慶の国際問題委員会の主催のもとに作成された」(Prepared under the Auspices of the Council of International Affairs, Chunking)と書かれていることを根拠としています。
これは メッセージ 9683 (deliciousicecoffee さん)への返信です.
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