「資料」とは「見るもの」 感動です -3
投稿者: hetarero 投稿日時: 2005/12/25 18:15 投稿番号: [7991 / 41162]
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昔の日本語が読めない人のために
陸軍省受領 陸支密受第六〇四一号
丁集参一第一四五号
杭州占領ニ伴フ秩序維持及配宿等ニ関スル件
(⇒杭州占領にともなう秩序維持および配宿などに関する件)
十二月二十日 丁集団参謀長
杭州攻略に関しては特に左記諸件を、十分諸隊に徹底励行させるよう命令によって通牒す
左記
一、掠奪、婦女暴行、放火などの厳禁に関しては(南京攻略前から)繰り返し訓示されていたところだったが、この度の南京攻略の実績(=現実に起きたこと)を照らしてみると、婦女暴行だけでも百件以上に上る忌むべき事態を発生させてしまった。そのため重複をも顧みず、以下の注意をすべきこととなった。
1.杭州および莫干山付近には、外人の権益または別荘など相当な数に上るものがあるから、作戦行動上万やむを得ない場合の他は、厳にそうした場所に入ってはならないこと
また諸隊において、戦闘の必要上その権益を犯してしまったときは努めて現地解決の手段を講ずるとともに、機を失することなく集団司令部(=十軍司令部のこと)および最寄りの憲兵に報告および通牒すること
<注解:南京攻略時には、軍司令部がどの部隊が外国人の権益地域に入ったのかなどを掌握できなかったので、統制なく攻略、掃蕩が行なわれ、その結果忌むべき事態が発生した。その反省にたっての特別命令と思われます>
2、杭州の攻略にあたっては、城壁占領後ただちに主力を市街に投入することなく、各部隊の一部によって市内の掃蕩を実施し、おおむね秩序を回復したあとに、宿営警備地域に進入すること
<注解:南京攻略時には、各部隊が野放図に城内になだれ込み、司令部の統制がきかない事態を招いてしまった、その反省による特別命令と思われます>
3、第十八、第百一師団より歩兵各一中隊を速やかに日本領事館附近に出し、集団憲兵隊長上砂中佐の指揮に入りて補助憲兵にせよ。それによって、憲兵隊と師団は密に連絡すること
この件に関しては別命す
<注解:南京攻略時には、憲兵隊の数があまりにも少なく兵隊の行き過ぎた行動を統制できなかった、という反省による特別命令と思われます>
4、市街の諸設備は占領後の駐屯に必要なのであるから、無用の破壊をいさめるは勿論のこと、失火等による火災を発見したときには速かに鎮火の手段を講ずること。
<注解:南京攻略時には、敵の街だからと燃えるにまかせて放置、街の無用な焼失を招いてしまった。その反省による特別命令と思われます>
5、杭州市街の作戦地域は各部隊において特に之を厳守し自戒互譲の精神をもって事を処理するよう、部隊を指導せられたし
二、杭州市内の占領後における配宿の細部は追って定めるが、概略は次のように定める
集団司令部 岳坂及中山公園附近
第十八師団(配属部隊ヲ含ム) 作戦地境(含マス)以南ノ杭州市街
第百一師団(配属部隊ヲ含ム) 同
軍直属部隊 南星車站(杭州市南端附近)ヨリ江干附近ニ亘ル地域
第一後備歩兵団 拱震橋及湖墅鎮附近
ただし第十八師団より歩兵各一大隊を集団(=第十軍)司令部附近および粛山に出させる予定だが、細部は後で命令する
===
原文は、アジア歴史資料センターサイトにもあり。
陸軍省受領 陸支密受第六〇四一号
丁集参一第一四五号
杭州占領ニ伴フ秩序維持及配宿等ニ関スル件
(⇒杭州占領にともなう秩序維持および配宿などに関する件)
十二月二十日 丁集団参謀長
杭州攻略に関しては特に左記諸件を、十分諸隊に徹底励行させるよう命令によって通牒す
左記
一、掠奪、婦女暴行、放火などの厳禁に関しては(南京攻略前から)繰り返し訓示されていたところだったが、この度の南京攻略の実績(=現実に起きたこと)を照らしてみると、婦女暴行だけでも百件以上に上る忌むべき事態を発生させてしまった。そのため重複をも顧みず、以下の注意をすべきこととなった。
1.杭州および莫干山付近には、外人の権益または別荘など相当な数に上るものがあるから、作戦行動上万やむを得ない場合の他は、厳にそうした場所に入ってはならないこと
また諸隊において、戦闘の必要上その権益を犯してしまったときは努めて現地解決の手段を講ずるとともに、機を失することなく集団司令部(=十軍司令部のこと)および最寄りの憲兵に報告および通牒すること
<注解:南京攻略時には、軍司令部がどの部隊が外国人の権益地域に入ったのかなどを掌握できなかったので、統制なく攻略、掃蕩が行なわれ、その結果忌むべき事態が発生した。その反省にたっての特別命令と思われます>
2、杭州の攻略にあたっては、城壁占領後ただちに主力を市街に投入することなく、各部隊の一部によって市内の掃蕩を実施し、おおむね秩序を回復したあとに、宿営警備地域に進入すること
<注解:南京攻略時には、各部隊が野放図に城内になだれ込み、司令部の統制がきかない事態を招いてしまった、その反省による特別命令と思われます>
3、第十八、第百一師団より歩兵各一中隊を速やかに日本領事館附近に出し、集団憲兵隊長上砂中佐の指揮に入りて補助憲兵にせよ。それによって、憲兵隊と師団は密に連絡すること
この件に関しては別命す
<注解:南京攻略時には、憲兵隊の数があまりにも少なく兵隊の行き過ぎた行動を統制できなかった、という反省による特別命令と思われます>
4、市街の諸設備は占領後の駐屯に必要なのであるから、無用の破壊をいさめるは勿論のこと、失火等による火災を発見したときには速かに鎮火の手段を講ずること。
<注解:南京攻略時には、敵の街だからと燃えるにまかせて放置、街の無用な焼失を招いてしまった。その反省による特別命令と思われます>
5、杭州市街の作戦地域は各部隊において特に之を厳守し自戒互譲の精神をもって事を処理するよう、部隊を指導せられたし
二、杭州市内の占領後における配宿の細部は追って定めるが、概略は次のように定める
集団司令部 岳坂及中山公園附近
第十八師団(配属部隊ヲ含ム) 作戦地境(含マス)以南ノ杭州市街
第百一師団(配属部隊ヲ含ム) 同
軍直属部隊 南星車站(杭州市南端附近)ヨリ江干附近ニ亘ル地域
第一後備歩兵団 拱震橋及湖墅鎮附近
ただし第十八師団より歩兵各一大隊を集団(=第十軍)司令部附近および粛山に出させる予定だが、細部は後で命令する
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原文は、アジア歴史資料センターサイトにもあり。
これは メッセージ 7990 (hetarero さん)への返信です.