南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘

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資料を検証するということ(2)

投稿者: nmwgip 投稿日時: 2005/07/13 22:48 投稿番号: [6516 / 41162]
  特に解説は必要ないと思いますが、調査方法に関する要点を整理します。

(1)人口は抽出調査の実測(居住者の人数を実際に数える)から推定。
(2)物的被害については調査員の鑑定により判断。但し、誰が被害を与えたかについては不明。
(3)人的被害については家族からの聞き取り調査により推定。
  (ここには明記されていませんが、調査票に基づく聞き取り調査であったことは広く認められています)

  つまり、人口と物的被害の規模は調査員が客観的に確認したものであるのに対して、人的被害、特にその内訳については、被害者の家族の主張に依存する主観的なデータなのです。
  都市部調査における日本兵の暴行による死亡者2,400人、この人数が実際より少なく申告されたものであるとは考え難い(少なく申告したということは、南京市民が日本軍を庇っているということ)ですから、推定最大2,400人と考えられるでしょう。
  但し、その死因が正しく申告されているという保証もありません。攻略戦によって家族が犠牲になった南京市民が日本兵に対して当然持っていた悪感情を勘案すれば、実際には戦闘による死亡でも暴行による死亡と申告されたケースもあるでしょうし、中国兵によって殺された事例が日本兵の暴行によるものと申告されたケースも当然考えられます。
  南京都市部における日本兵の暴行による死亡者推定値は、
「0人以上2,400人以下」
と解釈するのがスマイス報告都市部調査の正しい見方だと考えます。
  また、農業調査においては、人的被害を埋葬者数で推定するという方法を併用しています。この場合問題となるのは、遺体から戦闘員と非戦闘員を本当に区別できたのかということです。スマイスの調査が行われた3月時点では既に遺体の腐敗が進行していました。従って、民間人かどうかを見分ける手段は、第一に服装だったと考えられます。
  ここで大きな疑問点が浮かび上がります。遺体により死亡者数を推定した農業調査は、民間人と便衣兵を区別できたのでしょうか?
  入念な調査の結果中国兵は含まれていないと結論付けられていますが、腐敗が進行している数千体の遺体の傷痕を検証してそれが戦闘によるものか暴行によるものかを判定することが果たして可能であったのかどうかさえ疑問であるのに、民間人の死体とされた物の中に便衣兵の死体が相当数混入していた可能性が無いとは残念ながら考えられません。
  結局、農業調査の結果を勘案しても、日本兵の暴行により死亡した民間人の数は
「0人以上12,000人以下」
と解釈すべきです。
  実際に何人が戦争犯罪の犠牲になったかを判断する為には、上限12,000人を念頭に置いた上で、別の証拠を探す必要があります。スマイス自身の意図に反して、スマイス報告から日本軍の戦争犯罪によって死亡した民間人が12,000人と推定される、という結論は出てきません。数千人規模どころか、数百人規模の殺害があった、と結論付けることすらできません。

  スマイス報告の人口の推定値は客観的な統計調査に基づくものであり、信頼性が高いと見ていいでしょう。
  しかし、人的被害の推定値については主観的データ及び判定が困難なサンプルに基づくものであり、人口の推定値と同レベルの信頼性を置くことはできません。
  スマイス報告は、南京の人口推定値と、民間人の戦争犯罪被害者の上限推定値を示した物であると考えるべきです。
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