陣中日誌
投稿者: yousunwai 投稿日時: 2005/06/22 08:52 投稿番号: [6131 / 41162]
こういう見方もあることは、付け加えておく。日本軍が残虐であったと言えば、馬鹿左翼の連中には受けはいいが、作り物と疑いたくなるものが多過ぎる。
以下転載
「小津安二郎と戦争」田中真澄著がある。それは映画監督の彼が、軍曹のとき書いた「陣中日誌」であるらしい。それは戦争とは何か、戦場とは何か、といったことを書きたいがための出版のようだ。この戦争とは何か、戦場とは何か、というのなら、私が春風亭柳昇を読んで書いてみたかったことと、実は同じである。ちょうどタイミングがよかったので、これを書く参考にしたのである。
しかし買って読もうという気はない。中身が一部紹介されている部分に、引っかかったのだ。話は次のようなものである。
中国のある老婆が、部隊長のところに抗議に来る。内容は、自分の娘が隊長の部下の誰かに犯された、と言う抗議である。一片の布切れを持っている。その証拠となる布切れを、隊員一人ひとり確認してみるが、だれも知らないという。隊長はごらんの通りここにはいない、と答えざま自分の刀でばっさり、その老婆を切ってしまった、と言うのである。
書き方次第で、様子の印象が変わってしまいそうだが、春風亭柳昇を読んだ後であるだけに、この話は嘘であると確信した。
大監督小津が嘘をつくはずがない、と言う思い入れがある。しかし、その話がなぜ嘘かと言うと、まず
ばっさりやるのに、なぜいちいち一人ひとりに聞くという厄介なことをするのか。
いかにも作り物の映画のシナリオ的すぎる。人情の常識に遠い、などである。
たぶん春風亭柳昇の「与太郎戦記」を読んでいなかったら、この嘘を見抜けなかったと思う。私は与太郎戦記の中の戦争こそ、本当と考えるようになった。そのことは次回に書きたい。簡単に言えば私の戦争感を、根本的に変えてくれたすばらしい本である、とだけまず言っておきたい。
これは メッセージ 6101 (asdll58 さん)への返信です.
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