南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘

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散るぞ悲しき―改ざんされた訣別電文(3)

投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2012/02/11 20:09 投稿番号: [38799 / 41162]
最近、映画や出版物で   硫黄島の戦闘がクローズアップされたが、
栗林の   最後の電文が   軍部によって   改ざんされた意味を、
もういちど   考えるべきであると思う。

戦争を知らない自分には、最初、栗林の訣別電報の文言は、
一見すると、いかにも   軍人らしい   美文に   思えた。
しかし、
改ざん電文の内容を知り、さらに   硫黄島戦の生存者の証言を聞き、
多くの資料を調べるうちに、訣別電報に込められたものが見えてきた。
そこから、あの時代が見え、戦場が見え、「皇軍」   が見えてくる。

「玉砕」という   美しい言葉、「皇国の必勝と安泰」   という大義、
「全員壮烈なる総攻撃」   という   勇壮で華々しい最後を描く言葉、
皇軍の   大本営発表による   こうした数々の粉飾された言葉からは、
本当の   「戦場」は   見えてこない。

いまなお、ヤスクニが垂れ流す   大本営そのままの言葉も
まったく同じだ。   そこでは、兵士の   本当の苦しみや悲しみは、
すべて   消去され、都合よく   改ざんされているのだ。

ヤスクニは、栗林の電文を改ざんした「皇軍」を   美辞麗句によって
褒め称え、「神」   として   祭りあげている。
そして、この場所に   「兵士が残した言葉」として展示されているのは、
すべて   「皇軍」が   厳しく、細かく検閲して、許可したものしかない。
特攻隊員の手紙も、遺書も、すべて   軍部の検閲が許可した文書だ。
些かでも   戦争への疑問や批判めいたことを書くことは許されなかった。

家族に   戦地から   41通もの手紙を書き、長文の戦訓電報をしたため、
こまめに感状を出して部下の武勲が上聞に達するよう取り計らった栗林は、
最後まで   “伝える意志”を   持ち続けた人物だった。

その意志は、訣別電報の、まさに   一字一句に   あらわれている。
いま   軍部が改ざんしたものと比較しながら   その原文を読むとき、
栗林が   現代に向けてメッセージを送り続けているように思えてならない。
60年余の歳月をこえて、同時代の人々とともに、
彼が伝えようとしたことを   真摯に受け止めたい   と思う。
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