歩兵第三十八連隊戦闘詳報
投稿者: nyankotyanndamon 投稿日時: 2012/01/22 14:15 投稿番号: [38353 / 41162]
南京城内戦闘詳報
一.戦闘前に於ける彼我形勢の概要
1.敵は南京西北部下関より揚子江北岸に敗走せしも我の進出急なりし為全く退路を扼止せられ殆ど殲滅せられたるも城内には尚抵抗の意思を有する敵掃討多数潜在し在るものの如く十二月十四日旅団は南京城中央門以西に位置し南京城内外の掃蕩を徹底的実施せんことを企図し左記命令を下達せらる
当時旅団司令部は中央門外に在りて連隊は下関に在り連絡稍々不便なり
歩兵第三十旅団命令
十二月十四日午前四時五十分
於中央門
一.敵は全面的に敗北せるも尚抵抗の意思を有するもの散在す
二.旅団は本十四日南京北区部城内を徹底的に掃討せんとす
三.歩兵第三十三連隊は金川門(之を含む)以西の城門を守備し下関及び北極角を東西に連ぬる城中央より獅子山に通ずる道路(含む)城内三角地帯を掃蕩し支那兵を撃滅すべし
四.歩兵第三十八連隊(第二大隊欠)は金川門(之を含む)以東の城門を守備し歩兵第三十三連隊相当区域以東の城内及び和平門中央大学農林を連ぬる線以西地区を掃蕩し支那兵を撃滅すべし
五.歩兵第三十八連隊第二大隊は玄武湖及び柴金山ノ中間にある山岳地帯(之を含む以北地区)を掃蕩し支那兵を撃滅すべし
六.各隊は師団の指示あるまで俘虜を受け付くるを許さず
七.野砲兵第一大隊は和平門北側付近に在りて烏龍山砲台
方面に於いて駐止せらるると思える敵の兵団に対して記事射撃しサル如く陣地を選別し其の準備に在るべし
八.独立装甲車第八中隊は其の一小隊を速やかに湯水鎮に居たら西面軍司令官の直轄たらしめ爾余は中央門付近に集結し後命を待つべし
九.迫撃砲隊は現在地に在りて待機すべし
十.工兵小隊は予備隊となり中央門外に位置すべし
十一.余は中央門外に在り
支隊長
佐々木少将
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