Re: 現地調達6
投稿者: shoujouji 投稿日時: 2011/06/11 21:49 投稿番号: [36163 / 41162]
抗州攻略ではしばしば姑娘狩りが行われた。日本軍が近づくと、部落の人たちはいっせいに
逃げ出したが、逃げ遅れた娘たちはたいてい捕えられて、兵たちに犯された。クリークの
ほとりに横穴を掘って、入口に草をかぶせ、中に家財道具やニワトリ、豚などといっしょに
若い娘たちを隠しているところもあった。
「穴の中に入っていた姑娘をみつけてね。連れだすと逃げだしました。女は逃げ場を失い、
クリークにとびこんでしまった。そこは深くて救い出せない。とうとう女は溺れて死んで
しまいました。可哀そうでしたよ。兵隊は面白半分なんですよね」。
ある兵士は、そっとそんな話をしてくれた。
こんな話をした兵士もいた。―納屋の中に入って行った。干草の中に若い女がいた。押え
つけようとしたが、抵抗していうことをきかない。銃剣をつきつけて脅した。女は苦しまぎ
れに手で剣をつかんだ。掌が切れて真っ赤な血が吹き出した。
「それで・・・?」
―その手を押さえつけてやりました。
郷里に帰れば、純朴な青年として生きるであろう、その青年の顔を私はみつめ直したが、
彼の表情には何の痛みもみられなかった。おそらく殺したわけでもないのだから・・・と、
彼はほんとうに何の痛みも感じていないにちがいなかった。
(「侵掠」P28〜P29)
これは メッセージ 36160 (shoujouji さん)への返信です.
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