南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘

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軍の志気衰退が招いた風紀頽廃

投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2009/12/23 12:30 投稿番号: [30334 / 41162]
中国戦線の日本軍について、さらに注意すべきことは、
軍隊の志気が衰退していた   という事実にある。
このことは、軍紀風紀頽廃の原因の一つになり、
犯罪や非行の背景ともなっていることから、見逃せない問題だ。

前述したように、戦場に送られた兵士の大部分は、
突然の令状で召集された予後備兵か   補充兵だった。
彼らは   予期しないときに、急遽   戦場に駆り出された。
その彼らに、祖国の危機に馳せ参じた志願兵にみるような、
愛国の熱情を期待するのは   土台から無理なことだった。

そもそも   国民の愛国心に訴えるような   戦争目的、
つまり   大儀名分が、この「事変」には   存在しなかった。
近代日本が   それまでに経験した3つの戦争、日清・日露・日独の
いずれも、戦争目的は   天皇の宣戦の詔書で   明示された。
しかし   支那事変と称した日中戦争では、かつての   どの戦争よりも
大規模かつ深刻な戦争となったにも関わらず、宣戦布告はなされず、
したがって   宣戦の詔書も   だされなかった。

宣戦の詔勅にかわるものとして発表されたのが、
上海への陸軍派兵を決めた際の   政府声明だった。
この声明では、「支那軍ノ暴戻ヲ膺懲シ以テ南京政府ノ反省ヲ
促ス為今ヤ断乎タル措置ヲトルノ已ムナキニ至レリ」として、
「暴戻支那ノ膺懲」、略して「暴支膺懲」が   戦争目的だとしている。
別に   日本の国土が侵略の危機にさらされているわけではなく、
国家存亡の危機などではないため、「自存自衛」の名目は成り立たない。

そこで「暴支膺懲」を   国家的な合言葉にしたわけだが、
相手が言うことを聞かないから懲らしめてやる、というだけでは
国民を奮起させるのに十分なスローガンとは   言えなかった。
国民にとって   戦争目的が明確でなかったばかりでなく、
軍隊の幹部でさえ   それをはっきり理解できないのが実情だった。
一例をあげれば、第十六師団の歩兵第二十聯隊長大野宣明大佐が、
部下の将校にあたえた訓辞でも、次のような苦しい表現をしている。

   出征ノ目的理解ニ就テ
    今次事変ノ原因一ニシテ足ラズト雖、要ハ蒋介石政権ノ長期ニ
   亘ル排日侮日ニ由来スルモノニシテ、之ヲ膺懲シ抜本塞源ノ道ヲ
   講ズルハ実ニ我ガ皇軍ノ使命ニシテ天業恢弘ノ一過程ナリ。
    諸官ハ克ク今次出師ノ目的ヲ部下軍隊ニ徹底セシメ、忠勇ナル
   下級幹部以下ニ対シ確乎不動ノ信念ヲ培養セシムルヲ要ス。
(防衛研究所所蔵、第十六師団関係資料綴「出征ニ方リ将校ニ与フル辞」)

将校に対してさえ   こういう訓示をしなければならなかったほどだから
下士官以下の兵隊に   戦争目的を理解させ、志気を奮い立たせることは
容易ではなかった。
しかも   兵士の大部分が、年齢の高い予備や後備の召集兵で、すでに
一般社会の生活に馴染み、家族も多く、後顧の憂いを抱えた人々だった。
これでは、とても志気旺盛とはいえないのが実情だったのだ。
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