南京虐殺は、なぜ起きたのか?(11)
投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2008/08/31 12:44 投稿番号: [25703 / 41162]
国際委員会の要請を無視して行なわれた
難民区での「掃蕩作戦」は、
凄惨をきわめた。
第九師団第七歩兵聯隊長の日記では
「三日間ニ亘ル掃蕩ニテ約六千五百ヲ厳重処分ス」
とあり、
また、戦闘詳報には
「刺射殺数(敗残兵)六六七〇」
(資料集「南京城内掃蕩成果表」)との記録が残されている。
この市内掃蕩は、国際委員会が難民保護にあたっていた安全区を
主な舞台として行なわれたことから、
当時から
世界に広く知られることになった。
そのやり方は、青壮年を狩り集め、額に日焼けの線がある者、
靴ずれのある者、姿勢のよい者、眼つきの鋭い者などの
いい加減な基準で
「兵士」を選び出し、これを処刑の対象にしていった。
殺したのは「兵士」だけだったと言い切ることは到底できるはずがない。
この難民区での「掃蕩」については、たくさんの国際委員会関係者の証言が
残されているだけでなく、日本軍側の聯隊長や兵士の証言も残されており、
歩兵第七聯隊の戦闘詳報の裏づけとなっている。
大虐殺否定論者は、この掃蕩は「戦闘行為の継続」なのだから、
不法行為ではない、などと
主張してみせる。
だが実際は、きわめて曖昧な基準で「便衣兵」を選び出して処刑したのだ。
また、たとえ兵士であったとしても、
裁判にもかけず
いきなり殺すのは
違法であり、非人道的な行為だ。
日本も批准公布していた
ハーグ会議での陸戦法規条約は
「武器を捨て又は自衛の手段尽きて降を乞える敵を殺傷すること」を
禁じている。
武器を捨て、軍服を脱ぎ、ひたすら死を逃れようとしていた者を、
それが兵士であったとしても、すぐに殺していい
ということはない。
それは
不法殺害であり、当然、虐殺という部類に入るものだ。
一個聯隊だけの市内掃蕩で6,000名以上の「敗残兵」に、国際法に背く
虐殺が実行されたことが、公式に記録され、証言で裏づけられている。
大虐殺否定派の中には
苦し紛れに、便衣兵はゲリラ活動する者だから
国際法の捕虜としての資格はない
などと主張している者もいる。
しかし、すくなくとも南京の場合、「便衣兵」がゲリラとして
意図的・組織的に敵対行動をとっていたという事実はない。
いずれも
殺されるのを怖れて
平服に着替え、隠れていた
戦意を失った兵士や、兵士の疑いのある市民が
殺害されたのだ。
しかも
その舞台の一部が、国際安全区だったのだ。
これは メッセージ 25702 (wadatumi_voice21 さん)への返信です.
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