ワシントンポストが再び安部を叱りつける
投稿者: papa0720nikoniko 投稿日時: 2007/03/26 08:45 投稿番号: [17361 / 41162]
(これ↓前回W)
日本の将来―そして過去
新首相は歴史に関して正直であるべき
ワシントン・ポスト 2006年9月25日付け社説
軍事的破局から(現在の)ヘビー級の地位にいたる長い道程において、戦後の日本は二つの種類の誤謬の間を揺れ動いてきた。左翼は歴史に対しては正直であったが、現在に関しては無責任であり続けてきた。彼らは1930年代から40年代にかけて日本軍が東アジアで犯した残虐行為には自責の念を表明してきたが、日本が平和主義の殻から抜け出して国際的な安全保障に貢献すべきであることを認めてこなかった。右翼はその反対の誤謬を犯してきた。彼らは防衛責任を拡大することに熱心で、日本の戦争責任についてはうわべを繕うだけで言い逃れてきた。2001年に首相に就任して以来、小泉純一郎はこの右翼の誤謬へと傾いてきた。彼が後継者に選んだ安部晋三は、その傾向を継承し、強化することが懸念される。
小泉氏が権力の座についたのは、デモ隊が日本からの米軍の撤退を叫び、冷戦時代に作りあげられた(日米)同盟の価値が広く疑問視された時期だった。小泉は日米関係を強化するよう明確に行動し、ブッシュ政権のミサイル防衛構想に参加し、平和憲法にもかかわらずイラクに非戦闘部隊を送り、以前なかったほど北朝鮮に対して強硬路線をとった。こうした親米性は小泉のよい面だった。しかし、この首相は同時に日本の戦争犯罪人も含めた死者を祀る靖国神社の参拝に固執し、彼の時代に政府公認の教科書のいくつかは日本の戦争責任を白紙化した。これが不必要に中国および近隣諸国の反日感情に火をつけた。
安部氏はこうした路線を、さらに極端に推し進めることを公約している。彼は日本の平和主義をさらに弱めるだろう。彼自身の言葉で言えば、第三国の攻撃に晒されているアメリカ合衆国軍艦を助けるために日本の軍艦がかけつけられないなどということは間違っている、というわけだ。自らの政治家人生を北朝鮮の独裁者たたきによって築いてきた安部氏は、北朝鮮に今までよりも強硬な路線をとるだろう。しかし、(重要なのは)安部氏が、小泉氏にも増して過去をもっともらしく言い逃れるだろう(という点にある)。彼は日本の戦争リーダーたちを糾弾した東京裁判の正当性に疑問を投げかけている。敗戦後50年にあたって日本政府が行った謝罪に対し、彼は支持表明をしていない。
安部氏は日本国のプライド(愛国心、ナショナリズム)を押し出すことが、政治的な有利を作り出すと判断している。彼の祖父は日本の戦争リーダーの一人だったから、安部氏の歴史観には個人的な側面もあるのかもしれない。しかし、安部氏は現在のまっすぐな政策は過去についてのまっすぐな正直さによって支えられるということを認識する必要がある。日本が過去の過ちを認めるならば、責任ある民主主義国として認められ、その力強い外交政策も正当なものと扱われるだろう。しかし、南京で少なくとも10万人の中国人を虐殺した挿話も含めて、自らの歴史に何も悪いところなしと公言するのであれば、安全保障や外交問題について自己主張することは近隣諸国との摩擦を避け得ず、地域の安全保障に貢献するどころか、これを危うくするだろう。
日本の将来―そして過去
新首相は歴史に関して正直であるべき
ワシントン・ポスト 2006年9月25日付け社説
軍事的破局から(現在の)ヘビー級の地位にいたる長い道程において、戦後の日本は二つの種類の誤謬の間を揺れ動いてきた。左翼は歴史に対しては正直であったが、現在に関しては無責任であり続けてきた。彼らは1930年代から40年代にかけて日本軍が東アジアで犯した残虐行為には自責の念を表明してきたが、日本が平和主義の殻から抜け出して国際的な安全保障に貢献すべきであることを認めてこなかった。右翼はその反対の誤謬を犯してきた。彼らは防衛責任を拡大することに熱心で、日本の戦争責任についてはうわべを繕うだけで言い逃れてきた。2001年に首相に就任して以来、小泉純一郎はこの右翼の誤謬へと傾いてきた。彼が後継者に選んだ安部晋三は、その傾向を継承し、強化することが懸念される。
小泉氏が権力の座についたのは、デモ隊が日本からの米軍の撤退を叫び、冷戦時代に作りあげられた(日米)同盟の価値が広く疑問視された時期だった。小泉は日米関係を強化するよう明確に行動し、ブッシュ政権のミサイル防衛構想に参加し、平和憲法にもかかわらずイラクに非戦闘部隊を送り、以前なかったほど北朝鮮に対して強硬路線をとった。こうした親米性は小泉のよい面だった。しかし、この首相は同時に日本の戦争犯罪人も含めた死者を祀る靖国神社の参拝に固執し、彼の時代に政府公認の教科書のいくつかは日本の戦争責任を白紙化した。これが不必要に中国および近隣諸国の反日感情に火をつけた。
安部氏はこうした路線を、さらに極端に推し進めることを公約している。彼は日本の平和主義をさらに弱めるだろう。彼自身の言葉で言えば、第三国の攻撃に晒されているアメリカ合衆国軍艦を助けるために日本の軍艦がかけつけられないなどということは間違っている、というわけだ。自らの政治家人生を北朝鮮の独裁者たたきによって築いてきた安部氏は、北朝鮮に今までよりも強硬な路線をとるだろう。しかし、(重要なのは)安部氏が、小泉氏にも増して過去をもっともらしく言い逃れるだろう(という点にある)。彼は日本の戦争リーダーたちを糾弾した東京裁判の正当性に疑問を投げかけている。敗戦後50年にあたって日本政府が行った謝罪に対し、彼は支持表明をしていない。
安部氏は日本国のプライド(愛国心、ナショナリズム)を押し出すことが、政治的な有利を作り出すと判断している。彼の祖父は日本の戦争リーダーの一人だったから、安部氏の歴史観には個人的な側面もあるのかもしれない。しかし、安部氏は現在のまっすぐな政策は過去についてのまっすぐな正直さによって支えられるということを認識する必要がある。日本が過去の過ちを認めるならば、責任ある民主主義国として認められ、その力強い外交政策も正当なものと扱われるだろう。しかし、南京で少なくとも10万人の中国人を虐殺した挿話も含めて、自らの歴史に何も悪いところなしと公言するのであれば、安全保障や外交問題について自己主張することは近隣諸国との摩擦を避け得ず、地域の安全保障に貢献するどころか、これを危うくするだろう。
これは メッセージ 1 (the_super_aikokusya さん)への返信です.