南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘

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Re: 日本人どもよ良く聞け!

投稿者: kim_taek_joo 投稿日時: 2006/12/14 22:46 投稿番号: [14959 / 41162]
  再び、母親の体をめがけて猟犬のように飛びかかった私は、相手の両肩をわしづかみにして壁から引き離した。闇の中で二つの塊が一つになって、オンドルの中央へ転がったとき、突然赤ん坊の泣き声が耳をつんざいた、あたりに人の気配はないと思っている私はドキッとして、あわてて、赤ん坊の口に手を当てがった。息を詰まらせて首を振る口を押さえた私の指を伝って、よだれが流れ出し、母親は私の手を離させようと懸命になった。私は母親の襟首をつかんで引き倒すと、再び赤ん坊の口から泣き声があがり、私の気持ちを昂らせ、「この餓鬼め」と口をふさぎながら片手で母親の服を剥ぎ取ろうとした。

  だが、しっかりとわが子を抱きしめ、身を守ろうとする母親のカは強く、私の意のままにならなかった。戦争に勝っている者が負けた者を好き勝手にするのが当たり前だと思っている私は、女一人を意のとおりできないので誇りを傷つけられたように思い、それもこの餓鬼がいるからできないのだと、抱かれている赤ん坊が憎くてたまらなかった。……こいつを片づけんことには、泣き声で仲間に知られる懼れもあるし、早く始末してからだ…。

  私が服から手を離し、子どもの襟首に手をかけた様子に、わが子の危険を知った母親が両手でわが子をかばおうと気をひきしめるのを、片足で母親の肩を踏みつけ、赤ん坊の背にまわされた母親の手をねじ曲げ、生木をひきさくようにカいっぱい子どもの体を上に吊るし上げた。

  ギャーッと悲鳴をあげて宙に浮いた赤ん坊が、紅葉のような手を動かしてもがくのをどうして始末してやろうかと思案する私の頭に、昼間見たオンドルの焚き口にかけられて湯気をあげていた中国特有の大きな釜が浮かんできた。

「よし、あそこだ」思わず口に出た言葉を呑みこんで、釜に近寄る私の足にしがみついてきた母親を蹴とばし、つきたての餅のようにフワフワした赤ん坊の足首を握りかえして、頭を逆さまにしたまま釜をめがけて投げ込んだ。ギャー……釜の湯を吹き上げ、ひときわ高い赤ん坊の悲鳴が私の耳に錐を揉みこまれるように鋭く食いこんできた。そして、一瞬静寂に返った空気の中にキーッと絹を裂くようにわが手を奪われた母親の叫びが壁をゆすぶった。

  自己の欲望を満足させるための邪魔になるからといって、生きている人間の子どもを……ようやく舌がまわりはじめたなんの罪のない赤ん坊を、煮え湯の中に投げこんでしまったのだ。

  わが子を気づかい、必死に釜に駆け寄ろうとする母親を、「餓鬼を片づけりゃ、今度はお前をゆっくり……」と私は勝ち誇った頬をゆがめて腰を蹴り上げると、母親は壁に当たってオンドルに転がった。「フンッ」と鼻を鳴らして、「お前がおとなしくしねえからだ」と、わが子の名を呼び救いを求めて悲痛な叫びをあげる母親を、「なんとわめこうと百年目だ」とばかり口をふさごうとした。その手へ歯をもって逆らう手ごわい抵抗に、ますます野獣の本性を現した私は、頭から布団をおっかぶせ、その上に馬乗りになって、身悶えするのをついに蹂躙したのだ。

  私は、隣国の中国の領土に侵入して、なんの恨みもない、平和を愛し勤勉な沢山の人たちを殺し、多くの婦人を姦してきたことを振りかえるとき、あまりにもけだものに似た自分の行為を責めずにはいられない。私の手によって煮え湯の中で殺された赤ん坊が、生きておられるならば立派な中学生として、中国を背負う未来の若者となっているであろう。

  私が犯した−人間が人間を殺すことを楽しみにし、己れの欲望のために罪ない赤ん坊を猫の子のように投げ殺す−罪、私の帝国主義の侵略思想に毒された思想の罪悪性を心から僧まずにはいられない。

(いしだ みきお   中国帰還者連絡会会員   1983年2月没)

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