ジャワハルラル・ネルー
投稿者: oppekepe28 投稿日時: 2008/04/20 00:04 投稿番号: [154 / 206]
「かくて日本は勝ち、大国の列にくわわる望みをとげた。アジアの一国である日本の勝利は、アジ
アのすべての国ぐにに大きな影響をあたえた。わたしは少年時代、どんなにそれに感激したかを、
おまえによく話したことがあったものだ。たくさんのアジアの少年、少女、そしておとなが、同じ
感激を経験した」
「日本のロシアにたいする勝利がどれほどアジアの諸国民をよろこばせ、こおどりさせたかという
ことをわれわれは見た。ところが、その直後の成果は、少数の侵略的帝国主義グループに、もう一
国をつけ加えたというにすぎなかった。そのにがい結果をまずさいしょになめたのは朝鮮であった。
日本の勃興は朝鮮の没落を意味した。日本は開国の当初から、すでに朝鮮と、満州の一部を、
自己の勢力範囲として目をつけていた。もちろん、日本はくりかえして中国の領土保全と、朝鮮の
独立の尊重を宣言した。帝国主義国というものは、相手のものをはぎとりながら、へいきで善意の
保証をしたり人殺しをしながら生命の神を聖公言したりする、下卑たやりくちの常習者なのだ。だから、
日本も朝鮮にたいして干渉せぬことを、ものものしく宣言した口の下から、むかしながらの朝鮮領有
の政策をおしすすめた。対中国戦争も、対ロシア戦争も、朝鮮と満州を焦点とする戦争だった。
日本は一歩一歩地歩を占め、中国が排除され、ロシアが敗北したいまでは、あたかも無人の野を
行く観があった。
日本はその帝国政策を遂行するにあたって、まったく恥を知らなかった、日本はヴェールでいつわる
用意もせずに、大っぴらで漁りまわった」
(ジャワハルラル・ネルー『父が子に語る世界歴史』)
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