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旧日本兵さんよ

投稿者: shimazu_yoshihiro_2008 投稿日時: 2008/01/02 00:53 投稿番号: [82771 / 230347]
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シベリア抑留は第二次世界大戦の終末、ソ連軍に降伏した関東軍、朝鮮軍、北方軍合わせて六十二万数千の将兵が極東シベリアに抑留され、長きは十二年にわたり餓鬼と酷寒の中で強制労働を強いられた歴史的事件であった。

  日本の軍隊は、降伏する、ということを許さない。陸軍刑法は、投降に対し、重刑を持って挑んでいた。
  最高責任者阿南陸軍大臣の如きは、『   軍隊教育では兵隊に対し、武器を失ったら手で戦え。手が駄目になったら足で戦え。手も足もなくしたら口で食いつけ。いよいよ駄目になったら舌を噛み切って自決しろ   』、と教えてきた。

  日本軍隊は捕虜となることを最大の屈辱としており、「生きて虜囚の辱めをうくるなかれ」と教育されていたから、武装解除が簡単に実行されると思わなかった。だが現実はそうではなく、簡単に武装解除に応じている。これからどうなるか、兵士の誰にも解らなかった。

  日本は降伏したのだから、軍隊は完全に武装を解除せられた後、各自の家庭に復帰し平和な生活、戦後社会への復帰が出来ると思いたかった。本来ならば平和的に家庭にもどるべき六万二千余名の兵が、シベリア抑留のため、あたら命を落とす事となった。

  今ふり返っても言いようのないシベリア抑留。ソ連の真因は何であったか、最近になって明らかにされた。

  資料によると、日本敗戦の直後、早くも米ソの冷戦が始まった。八月十八日から二十一日にかけて、スターリンと米国のトルーマンとの間に北海道の北半分占領を巡り激しい議論が交わされた。
  スターリンは「かってソ連は日本軍のため長く領土を占領された。日本本土の占領無くして、参戦した意義を国民に納得させることはできない」と強行に北海道占領を要求した。
  が、トルーマンは強引に退けた。スターリンは怒り、北海道占領に代えて日本軍兵士六十三万余のシベリア移送命令を出し、労働現場に配置した。

  また「日本軍将兵は武装解除の後に平和的に家庭に帰す」と宣言した「ポツダム宣言」が有るにも関わらず、日本政府からは、将兵の帰国要求申し入れは全くなかった、という。むしろ「貴軍経営のためどうぞお使いください」と日本人将兵の労務特供給の申し入れをしたのは他ならぬ日本政府・大本営であったという。

  このことは共同モスクワニュースが詳細に伝えた。
  このために、六十三万余の将兵が長年に渡って、酷寒の地シベリアでの強制労働、飢餓を味わうことになった。


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