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国賊と呼ばれた近代朝鮮の父「李完用」中

投稿者: xyzhaya 投稿日時: 2006/12/16 09:21 投稿番号: [43604 / 230347]
<最後が感動的だったので、上中下に分けて全文引用(中)>

さて、ここからが李完用を「逆賊」たらしめている部分に関わってくるのだが、1907年6月オランダのハーグで開かれていた国際会議にこともあろうに高宗が密使を派遣し、日韓保護条約が日本の強制によって結ばれ向こうであると訴えてきたのである。
保護条約締結の際、それを認めてきた米国、英国など欧米各国はこの密使を完全に無視している。
むろんこの密使事件に対する日本の怒りは凄まじい物であった。
条約違反として実力行使でもって朝鮮を征伐する事も本気で検討している旨を日本政府は李完用首相に伝えたのである。
これを受けた李完用は閣議を主催し、その席で内閣の意志として国王高宗の責任を追及する事を決定した。
事実関係で見るならばこれは当然のことである。
日朝両政府の合意の元で結ばれた条約をいかに国王とはいえいきなり無効だと訴え、それも日本の面子を潰しかねない国際会議の場に密使を送るなど狂気の沙汰である。
もし当時の朝鮮が日本と一戦交えてでも自主独立の構えを取っていたのなら話は分かるが、むろんそのような政策を朝鮮の内閣は持ってはいなかった。
となれば、日本と戦争になりかねないような行為を行った国王にその責任を追及するのは内閣として当然だと言うことだ。
結果として高宗を退位に追い込み、純宗を朝鮮の新国王として迎えることになったのだが、朝鮮の国益を代弁する李完用首相は当然の事をしたまでで、彼には何らの落ち度もない。
なお、この高宗退位劇では一旦退位を宣言しながら、翌日の詔書では退位ではなく摂政をおいて政務を任せるとしただけだなどと支離滅裂な言動を高宗は取っている。
国王として潔く自分の所行に責任を取ることが出来なかった人物であることが、このエピソードからも分かるだろう。


李完用はこの高宗退位を受けて、無知蒙昧な庶民の反感を買い、暴徒に自宅に火を付けられるなど命がけの政治を行っている。
なお、日韓保護条約締結の際にも暴漢に刃物でめった刺しにされるなど重傷を負っている。(後にこのときの傷が元で李完用は他界している)
世界の歴史を振り返れば、数多くの悪の為政者たちが存在した。
自己保身・出世栄達だけを考え私腹を肥やし非道の限りを尽くしてきた為政者達も多くいる。
だが、そのような悪の為政者であったと言われる李完用は命を晒して朝鮮の未来のために尽力してきたのではないか。
悪し様に罵られるだけの為政者がここまで政治に命を懸けることが出来るであろうか?
また、李完用は公式の場において日本語を使うことは一度もなかった。
もちろん李完用は日本語を話せたのだが、朝鮮民族としての矜持を日本語を話さない事で示していたのである。
高宗に刃物を突きつけ退位を迫っただの、根も葉もない作り話で彼を罪人扱いする輩は李完用の本当の姿を全く知らないのであろう。

<以下、国賊と呼ばれた近代朝鮮の父「李完用」下に続く>
http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/rekisi33.htm
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