慎太郎、身内に朝鮮人がいるのに。 ③
投稿者: i_am_not_ill 投稿日時: 2010/08/27 20:32 投稿番号: [174558 / 230347]
コントロールがきかない危険性
何よりも厄介なのは、コンプレックス政治はコントロールが効かなくなることである。
コンプレックスの一般的な定義は「心の中で抑圧されて意識されないまま強い感情を担っている表象の複合体」(広辞苑)というものである。思い通りにならないことがストレスとなって意識の底に沈潜し、怒りや悲しみなどの感情と一体化して独特のアイデアやイメージを作り上げるのがコンプレックスで、その特徴は、何故そうなるのか当人にも十分な自覚がないことにある。
そのため、とかく感情が先走り、コントロールできない。誰でも思わずかっとなった経験の一つや二つはあるだろう。コンプレックス保持者はその傾向が強いが、度を越すと対人関係や社会生活に支障を及ぼす。必要以上に他人の言動に神経質になり、「馬鹿にされている」と妄想し、自虐的になったり、反対に加虐的になったりする。それを病理現象、すなわち心の病と捉えたのが精神分析である。
エンジェルのような赤ん坊が一癖も二癖もある大人になってしまうのは、成長するにつれて環境や経験を取り込んで特殊化、個性化していくからである。それに連れて言動も、生活のために覚えた仕事に喜びを見いだすように、単純な一次的動機が独立して自律性をもち、二次的動機へと分岐、多様化する。フロイトはすべての動機をりピード(libido=性的衝動)の働きとして説明したが、実態はもっと複雑と思われる。いずれにしても個人なら、精神分析医が成長の軌跡を過去に遡り、どこで感情に歪みが生じたのか探り当て、本人の自覚を促すことによってバランスを回復させることが可能である。
だが、政治現象化したコンプレックスの治癒は容易ではない。たとえ原因が明らかになったとしても、様々な利害関係を持った政治勢力が絡み、権力をめぐる闘争へと発展するので、流血の惨事や戦争など行くところまで行ってしまうことが多い。
感情に衝き動かされる政治的リーダーに幻想を持つことほど危険なことはないのである。
朝鮮への異常なテンション
慎太郎氏のテンションは朝鮮問題になると異常に高まリ、居丈高になる。
奄美大島沖で撃沈された北朝鮮のものと見られる不審船について「夏までに引き揚げなければ倒閣運動を起こす」と小泉内閣にブラフをかけ、先週日曜日(4・21)のフジテレビ報道2001では「北鮮」(ほくせん)と相手の嫌がる挑発的呼称を繰り返しながら、日本人拉致疑惑の武力解決を促す発言もしている。
力に頼る乱暴な姿勢は一貫しており、知事就任間もない00年4月9日には現職都知事として初めて陸上自衛隊第1師団の記念行事に出席し、来賓挨拶で「今年9月に陸海空3軍を使って災害を防止する大演習を行う。東京では不法入国した多くの三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返している。大きな災害が起きた時には、騒じょう事件すら想定される。警察の力に限りはあり、災害の救急だけでなく治安維持も目的として遂行してほしい」と発言した。
少しでも歴史を知っている人なら、この「三国人」発言で1923年の関東大震災における東京を中心にした朝鮮人虐殺を思い起こすであろう。震災直後、在日朝鮮人が暴動を起こすとのデマが内務省から流され、近衛師団などが「不逞鮮人集団の監視等・・・」の目的で待機し、警察や自警団が朝鮮人とおぼしき人物に「十五円五十銭」と発音させ、発音できなければ拘束し、6千人とも言われる朝鮮人を虐殺した。
ベルリン市長がユダヤ人取締りをドイツ国防軍に訴えたようなものだが、慎太郎氏は記者会見で「『三国人』というのは、ずっと日本にいる朝鮮や韓国の人じゃない。不法に滞在している外国人のことを言った。現にその犯罪はばっこしている。・・・一部の人たちが俗称である「三国人」を誇張して喧・・・謝罪するべきは、そういう間違った報道した人間じゃないの」と強弁し、謝罪や発言の撤回を拒否した。
以前にも都議会で「三国人」発言をして議事録から削除されたことがあり、傷つく人々がいることを承知した上でのことなのである。一部に、慎太郎氏は中国人を意識していたという見方があるが、記者会見で「北鮮はいろいろ問題があってね、好ましくない国だと思う」と語っており、その後の不審船問題にいたる一連の対北朝鮮への超強硬発言から推しても、彼が「三国人」と言うとき当初から朝鮮人を強く意識していたことはほとんど間違いあるまい。
何よりも厄介なのは、コンプレックス政治はコントロールが効かなくなることである。
コンプレックスの一般的な定義は「心の中で抑圧されて意識されないまま強い感情を担っている表象の複合体」(広辞苑)というものである。思い通りにならないことがストレスとなって意識の底に沈潜し、怒りや悲しみなどの感情と一体化して独特のアイデアやイメージを作り上げるのがコンプレックスで、その特徴は、何故そうなるのか当人にも十分な自覚がないことにある。
そのため、とかく感情が先走り、コントロールできない。誰でも思わずかっとなった経験の一つや二つはあるだろう。コンプレックス保持者はその傾向が強いが、度を越すと対人関係や社会生活に支障を及ぼす。必要以上に他人の言動に神経質になり、「馬鹿にされている」と妄想し、自虐的になったり、反対に加虐的になったりする。それを病理現象、すなわち心の病と捉えたのが精神分析である。
エンジェルのような赤ん坊が一癖も二癖もある大人になってしまうのは、成長するにつれて環境や経験を取り込んで特殊化、個性化していくからである。それに連れて言動も、生活のために覚えた仕事に喜びを見いだすように、単純な一次的動機が独立して自律性をもち、二次的動機へと分岐、多様化する。フロイトはすべての動機をりピード(libido=性的衝動)の働きとして説明したが、実態はもっと複雑と思われる。いずれにしても個人なら、精神分析医が成長の軌跡を過去に遡り、どこで感情に歪みが生じたのか探り当て、本人の自覚を促すことによってバランスを回復させることが可能である。
だが、政治現象化したコンプレックスの治癒は容易ではない。たとえ原因が明らかになったとしても、様々な利害関係を持った政治勢力が絡み、権力をめぐる闘争へと発展するので、流血の惨事や戦争など行くところまで行ってしまうことが多い。
感情に衝き動かされる政治的リーダーに幻想を持つことほど危険なことはないのである。
朝鮮への異常なテンション
慎太郎氏のテンションは朝鮮問題になると異常に高まリ、居丈高になる。
奄美大島沖で撃沈された北朝鮮のものと見られる不審船について「夏までに引き揚げなければ倒閣運動を起こす」と小泉内閣にブラフをかけ、先週日曜日(4・21)のフジテレビ報道2001では「北鮮」(ほくせん)と相手の嫌がる挑発的呼称を繰り返しながら、日本人拉致疑惑の武力解決を促す発言もしている。
力に頼る乱暴な姿勢は一貫しており、知事就任間もない00年4月9日には現職都知事として初めて陸上自衛隊第1師団の記念行事に出席し、来賓挨拶で「今年9月に陸海空3軍を使って災害を防止する大演習を行う。東京では不法入国した多くの三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返している。大きな災害が起きた時には、騒じょう事件すら想定される。警察の力に限りはあり、災害の救急だけでなく治安維持も目的として遂行してほしい」と発言した。
少しでも歴史を知っている人なら、この「三国人」発言で1923年の関東大震災における東京を中心にした朝鮮人虐殺を思い起こすであろう。震災直後、在日朝鮮人が暴動を起こすとのデマが内務省から流され、近衛師団などが「不逞鮮人集団の監視等・・・」の目的で待機し、警察や自警団が朝鮮人とおぼしき人物に「十五円五十銭」と発音させ、発音できなければ拘束し、6千人とも言われる朝鮮人を虐殺した。
ベルリン市長がユダヤ人取締りをドイツ国防軍に訴えたようなものだが、慎太郎氏は記者会見で「『三国人』というのは、ずっと日本にいる朝鮮や韓国の人じゃない。不法に滞在している外国人のことを言った。現にその犯罪はばっこしている。・・・一部の人たちが俗称である「三国人」を誇張して喧・・・謝罪するべきは、そういう間違った報道した人間じゃないの」と強弁し、謝罪や発言の撤回を拒否した。
以前にも都議会で「三国人」発言をして議事録から削除されたことがあり、傷つく人々がいることを承知した上でのことなのである。一部に、慎太郎氏は中国人を意識していたという見方があるが、記者会見で「北鮮はいろいろ問題があってね、好ましくない国だと思う」と語っており、その後の不審船問題にいたる一連の対北朝鮮への超強硬発言から推しても、彼が「三国人」と言うとき当初から朝鮮人を強く意識していたことはほとんど間違いあるまい。
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