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中日友好 2

投稿者: dabenniu 投稿日時: 1999/09/03 16:42 投稿番号: [5784 / 196466]
中日友好   2

中国の消防士、日本流で育ちました

  読売新聞によると、日本自治省消防庁などが進めてきた中国に対する消防技術支援がよ
うやく軌道に乗り、今年十月、「北京消防訓練センター」が開校するまでにこぎつけた。
東京消防庁などから派遣された消防士らは自分たちで専門用語を翻訳、試行錯誤でテキス
トを作り、消防や救難のノウハウを二年間にわたって指導してきたという。北京市消防局
にはこの春、日本から無償提供された消防車を使ったレスキュー隊も誕生、日本の関係者ら
は「よくぞ二年でレベルが上がった」と目を細めている。

  同庁などによると、北京は都市化が進んで高層アパートが林立するようになり、一九
九一年、従来の消防計画が見直されて消防事業計画が策定された。この計画の中で、消防
士を養成する消防大学校に当たる「北京消防訓練センター」の設置がうたわれ、政府は九
五年、日本に政府開発援助(ODA)を求めてきた。

  要請された支援は、指導員の派遣や研修生の受け入れなど。日本政府はこの要請を受け
入れ、国際協力事業団などと協力して九七年から東京消防庁などの消防士の派遣を始めた


  派遣される消防士の任務は、現地の指導的立場の職員に高度の専門知識を伝授する一方
、この職員が行う若い消防職員への教育方法を指導してきた。支援は二〇〇二年九月まで
続く予定で、一年以上滞在する長期スタッフだけで十二人が派遣され、必要に応じて補佐役
の短期スタッフも随時現地入りしている。

  一年四か月にわたってレスキュー業務について指導し、今年三月に帰国した東京消防庁の
阿部寛三消防司令(42)によると、指導は自分たちでテキストを作り、通訳を介して行
われた。

  最も手間取ったのがテキスト作り。日本の消火活動について原稿を書き、それを中国語
に翻訳する作業が続いたが、消防の専門用語の訳語が定まらず、やきもきの連続だっ
たという。

  また、時間についての受け止め方の違いも悩みのたね。中国では集合時間に人がそろ
わないこともしばしばで、当初は衝突することもあったという。「ぶつかることで、
かえって連帯感が生まれました」と阿部さんは話す。

  同庁救助課の安達広・消防司令補(39)は、阿部さんの補佐役を務めた一人で、「中国
の消防士たちの技術を吸収しようとする意欲は並々ならぬものがあった。みな予習や復
習を欠かさなかった」と振り返る。同庁には、中国の消防士から「日本の消防制度などを
学んだことは、理論的、技術的な支えとなる。派遣された日本人消防士との交流も刺激的で
、いい経験となった」との感謝の手紙も寄せられている。

  国内ではこれまで消火優先で、ともすれば救命救急活動がなおざりにされること
もあったが、今回の支援で、「人命救助」優先の意識も芽生え始めている。

  今春、北京に四隊のレスキュー隊が設けられたが、その基本精神は「どんなに燃え盛
っていても、安全に突入して人命を助ける」というもの。日本から無償提供された消防車三
十一台の一部も配置され、日本の技術が着々と根付き始めているという。

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