西安事件を張学良がついに語った
投稿者: kflez 投稿日時: 2002/06/08 16:24 投稿番号: [24377 / 196466]
西安事件を張学良がついに語った
加藤千洋
(前中国総局長)
目覚めたのは5時半だった。いつものようにベッドの上で軽い体操をやり、着替えを始めた時だった。静謐な早朝の空気を切り裂くような、鋭い銃声が響く。1発、そして2発……。
西安事件の際に割られた華清池の建物のガラス
表門へ様子を見に行かせた護衛兵が血相を変えて戻った。
「反乱兵の侵入です。死傷者が出ています。委員長は速やかにここを離れてください」
1936年12月12日に発生した「西安事件」である。中国現代史の転回点とされる2週間の歴史ドラマは、反乱軍に狙われた当事者の蒋介石が残した日記によると、概ね上記のような状況で始まった。
この日、蒋が投宿していたのは西安の東郊外、臨潼にある華清池だった。唐の詩人、白楽天が有名な長恨歌の中で「水なめらかにして凝脂を洗う」とうたった、楊貴妃もかつて湯浴みしたとされる温泉だ。
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