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Re: 『植民地解放戦争』論(5)

投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2013/01/28 19:49 投稿番号: [196069 / 196466]
>過去の戦争が、植民地解放目的の   「聖戦」だった   というのは、
見苦しい言い逃れ、あるいは   単なる結果論に過ぎず、不正義で
野蛮な   侵略戦争を、到底   正当化できるものでは   ないのだ――
  と、オイラは   徒然と   想うんだけどね・・・・

確かに当時の日本の朝鮮/満州/中国への進出は、「聖戦」ではなかったと私も考える。当時の朝鮮/満州/中国は、まだ欧米列強の植民地ではなかったから、植民地解放「聖戦」にはあたらない。だが、タイを除く東南アジア、すなわちインドシナ半島やインドネシア、ビルマ、インド、フィリピン等はすべて欧米の植民地であった。日本が南進したのは、植民地解放が主眼ではなく、主眼は資源貧弱な日本の経済軍事力を支えるための石油等南方資源を手に入れるためであった。

したがって、旧日本の進出については、端緒が異なる朝鮮/満州/中国と東南アジア南方地域を別々に分けて考察考証する必要がある。特に南方諸国では、東洋の小国にすぎない日本が強大と思われていた白人優越主義の欧米列強を駆逐したことに大いに元気勇気付けられ、白色人種に対する無意識の服従や劣等感を払拭している。

これに対し、朝鮮/満州/中国への進出は、これが先の大戦の発端なのだが、南方諸国への進出とは決定的に異なる理由/原因がある。貴殿が引用されたこの論評は一理あるが、一方の視点からしか分析評価していない。なぜそうなったのか?   との状況動機には目を塞いでいる。したがって論文論評としては、この内容部分だけでは「片手落ち」である。もしこの執筆者が私の研究室に入りたいと希望しても、私は選抜しないだろうな。偏狭狭隘な心に問題があり、研究者としては不適格ということだ。

では、日本が先の大戦に至った根本的理由と原因を時間を見ながら考察してみよう。タイトルは、それぞれケースごとに適宜変えて論じる。強大脅威な帝政ロシアの南下政策と日清戦争/日露戦争/三国干渉からリットン調査団/ABCD包囲網/ハルノート/太平洋戦争に至る過程と状況を順に分析考察してみたい。大事なことである。
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