横レス>事実誤認があるようですので②
投稿者: Muxurou 投稿日時: 2001/07/17 00:31 投稿番号: [18585 / 196466]
>世界の国々は中国に目を付け、切り下げしなくてはならんと推定しました
クォンタム・ファンドのような海外投機資金が、外為管理の甘く、経済ファンダメンタルズが脆弱なカモを探していたのです。
中国は、経済ファンダメンタルズに脆弱さが窺われたのですが、海外資金が自由に投資できる資本市場の器が他国ほど無く、外為取引も実需原則に基いて、貿易契約書まで提示しないと取引許可が出ないような環境の中で、実質的に投機資金が暗躍する余地が無かったのです。
>結果として、諸国への影響を配慮、自分で我慢した。
中国はIMF8条国に移行し、今度はWTOにも加盟しますが、依然として為替の資本取引を自由化できていませんし、為替レートは狭いレンジに限定された完全な管理フロートです。
中国政府がこの体制を脱し、為替取引を自由化することに慎重なのは、それと引換えに海外投機資金と共に国内の投機資金が暗躍する余地を提供してしまうことになるからです。マレーシアも、むしろアジア経済危機に直面し、それまでの変動相場を固定化して危機を乗り越えました。
また、アジア経済危機から現在まで、為替レートにほとんど変化が無いのに、中国がまだ強い輸出競争力を有しているのは、中国が経済構造改革によって、生産と流通の効率化と、低コスト化を実現していることの証左だとも言えます。
即ち中国は、為替レートを固定化することで、国内の輸出産業の体質改善を強行した、とも言えるわけであって、こうした点からも中国が為替相場をいじらなかったのは、国際貢献ではなく、純粋に国益を睨んだ行動だったと言えるでしょう。
これは メッセージ 18570 (kokorozashi123 さん)への返信です.
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