中国に消えた100億円・・議論封じ1/2
投稿者: keijiban1234 投稿日時: 2008/06/08 18:17 投稿番号: [164651 / 196466]
『議論封じ「遺棄化学兵器処理」突き進んだ歴代内閣の“奇妙”』
6月8日16時18分配信 産経新聞
発注者である内閣府の当事者能力の欠如と、政府の非公開主義により、聖域とされ“利権化”してしまった中国大陸での遺棄化学兵器処理事業。それが独占受注業者「PCI」グループの不正を誘発したが、そもそも事業はスタート前から不可解な経緯をたどっていた。関係者の証言などで明らかになった中国政府への100億超もの支出。その詳細を、日本政府も業者も明かさない。調べるほどに明確になるのは、遺棄された兵器を処理する責任が真に日本にあるのか、その法議論を封じ込んだまま1兆円事業に突き進んだ歴代内閣の奇妙な姿勢である。(編集委員 宮本雅史)
■「日本に処理責任」→土下座外交の“成果”?
中国大陸に遺棄された化学兵器の処理が政治問題化した発端は、中国政府が平成2年に海部内閣時代の日本政府にその処理と解決を要請してきたことだった。
その後、日中政府間で協議を重ねられ、平成5年1月に宮沢内閣が「化学兵器禁止条約」に調印。続いて7年9月に村山内閣が、9年4月に中国政府が、それぞれ条約を批准した。
条約は「遺棄化学兵器」をこう定義づけた。
「1925(大正14)年1月1日以降にいずれかの国が他の国の領域内に当該地の国の同意を得ることなく遺棄した化学兵器(老朽化した化学兵器を含む)」
日本には「遺棄締約国」として、「他の締約国の領域内に遺棄したすべての化学兵器を廃棄する」「廃棄のため、すべての必要な資金、技術、専門家、施設その他の資源を供給する」との義務が課せられた。
だが、この段階で、日本に処理義務が生じるとした条約への異論があった。
「敗戦で中国大陸の旧日本軍は武装解除し、すべての兵器、財産は旧ソ連と中国に没収・接収された。つまり、遺棄兵器の所有権は旧ソ連と中国に移転したと法的には解釈すべきだ。とすれば、日本が遺棄したとされる化学兵器は、条約が言うところの当該国(中国)の同意を得たものとなり、処理義務が生じるのは旧ソ連となる可能性が高い」
「村山内閣は、遺棄化学兵器の『所有権』がどこにあるのか、日本政府に真にその責任があるのかなど、基本的な問題を精査することなく条約を批准した。最初から『日本に責任あり』の立場が取られていた」
■まるで土下座外交の如く…
村山富市首相(当時)は批准の際、「遺棄したほうの国にその処理の責任がある。誠実に実行するのは当然だ」と述べ、河野洋平外相(同)も「外国が残したものを含めて日本が責任をもって処理する」とまで断言した。
本当に日本政府に処理義務が生じるのか、異論があったにもかかわらず、それを精査した形跡は見あたらない。関係者が振り返る通り、「初めから日本に責任ありの立場」であった。
その後、小渕内閣は「日本政府は条約に従って廃棄の義務を誠実に履行する」とし、その上で次の覚書を交わした。
「遺棄化学兵器の廃棄のため、すべての必要な資金、技術、専門家、施設及びその他の資源を提供する」
「廃棄作業は、中国政府の法律を遵守する」
「事故が発生した場合は、両国で協議を行い、日本側は必要な補償を与える」
これではまるで、中国に対する“土下座外交”ではないだろうか−。
「村山、河野発言を受けて外務省が主導で批准したので、当方では分かりかねます」
処理事業を主管し、これまで680億円もの予算を執行してきた内閣府(遺棄化学兵器処理担当室)に条約批准の経緯を聞くと、人ごとのような回答が返って来るのみだった。
【中国に消えた100億円・・議論封じ2/2】に続く
6月8日16時18分配信 産経新聞
発注者である内閣府の当事者能力の欠如と、政府の非公開主義により、聖域とされ“利権化”してしまった中国大陸での遺棄化学兵器処理事業。それが独占受注業者「PCI」グループの不正を誘発したが、そもそも事業はスタート前から不可解な経緯をたどっていた。関係者の証言などで明らかになった中国政府への100億超もの支出。その詳細を、日本政府も業者も明かさない。調べるほどに明確になるのは、遺棄された兵器を処理する責任が真に日本にあるのか、その法議論を封じ込んだまま1兆円事業に突き進んだ歴代内閣の奇妙な姿勢である。(編集委員 宮本雅史)
■「日本に処理責任」→土下座外交の“成果”?
中国大陸に遺棄された化学兵器の処理が政治問題化した発端は、中国政府が平成2年に海部内閣時代の日本政府にその処理と解決を要請してきたことだった。
その後、日中政府間で協議を重ねられ、平成5年1月に宮沢内閣が「化学兵器禁止条約」に調印。続いて7年9月に村山内閣が、9年4月に中国政府が、それぞれ条約を批准した。
条約は「遺棄化学兵器」をこう定義づけた。
「1925(大正14)年1月1日以降にいずれかの国が他の国の領域内に当該地の国の同意を得ることなく遺棄した化学兵器(老朽化した化学兵器を含む)」
日本には「遺棄締約国」として、「他の締約国の領域内に遺棄したすべての化学兵器を廃棄する」「廃棄のため、すべての必要な資金、技術、専門家、施設その他の資源を供給する」との義務が課せられた。
だが、この段階で、日本に処理義務が生じるとした条約への異論があった。
「敗戦で中国大陸の旧日本軍は武装解除し、すべての兵器、財産は旧ソ連と中国に没収・接収された。つまり、遺棄兵器の所有権は旧ソ連と中国に移転したと法的には解釈すべきだ。とすれば、日本が遺棄したとされる化学兵器は、条約が言うところの当該国(中国)の同意を得たものとなり、処理義務が生じるのは旧ソ連となる可能性が高い」
「村山内閣は、遺棄化学兵器の『所有権』がどこにあるのか、日本政府に真にその責任があるのかなど、基本的な問題を精査することなく条約を批准した。最初から『日本に責任あり』の立場が取られていた」
■まるで土下座外交の如く…
村山富市首相(当時)は批准の際、「遺棄したほうの国にその処理の責任がある。誠実に実行するのは当然だ」と述べ、河野洋平外相(同)も「外国が残したものを含めて日本が責任をもって処理する」とまで断言した。
本当に日本政府に処理義務が生じるのか、異論があったにもかかわらず、それを精査した形跡は見あたらない。関係者が振り返る通り、「初めから日本に責任ありの立場」であった。
その後、小渕内閣は「日本政府は条約に従って廃棄の義務を誠実に履行する」とし、その上で次の覚書を交わした。
「遺棄化学兵器の廃棄のため、すべての必要な資金、技術、専門家、施設及びその他の資源を提供する」
「廃棄作業は、中国政府の法律を遵守する」
「事故が発生した場合は、両国で協議を行い、日本側は必要な補償を与える」
これではまるで、中国に対する“土下座外交”ではないだろうか−。
「村山、河野発言を受けて外務省が主導で批准したので、当方では分かりかねます」
処理事業を主管し、これまで680億円もの予算を執行してきた内閣府(遺棄化学兵器処理担当室)に条約批准の経緯を聞くと、人ごとのような回答が返って来るのみだった。
【中国に消えた100億円・・議論封じ2/2】に続く
これは メッセージ 164596 (keijiban1234 さん)への返信です.
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