川、河、江、シナ
投稿者: sinagakusya_sinologist 投稿日時: 2007/02/28 08:26 投稿番号: [132524 / 196466]
川、河、江
この3つの違いを「長さの違い」などという俗説など信じません。
「アムール川」と「黒龍江」は長さが違うんでしょうかね。
日本語の「入り江」は「川」より長いのでしょうか。
「江」jiang の音符は「工」gong で、朝鮮語で「江」kang と「工」kong です。
「漢字源」で調べてみました。
「工」は上下の面に穴を開けて突き通すこと。「江」は大陸を貫く大河。
「江」と同系の「空」kong の他に、「工」gong を音符とする漢字には「紅」hong と「虹」hong,jiang などがあります。
また、シナ人が「虹」hong を「弓」gong と似た音の単語で表している点など、
欧洲語の「虹(=雨の弓、天の弓)」と似ています。
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松田壽男【まつだひさお】『アジアの歴史』岩波同時代ライブラリーより。
>揚子江流域は、その中・下流域においても同様に非漢人地域に属した。
(中略)
秦の統一にとって、楚の併合(西紀前二二三年)は、実に大きな意味をもつが、
秦はこれを踏台として珠江の流域にいた越人を征服し、南方海上への玄関口と、
南海貿易の市場を掌中に収めたのであった。現在の広東港の起源である。
黄河・揚子江・珠江の三大河を含めるシナという概念は、こうして作られたわけである。
(中略)
(黄河と揚子江の両区域を区分する「秦嶺【しんれい】=淮河【わいが】線」について)
この一線の北側(華北)では、気候は乾燥し、いわゆる寡雨地帯であるのに、
南側の華南(正しく表現すれば華中・華南)には適雨ないし多雨の国土が拡がり、
乾燥シナ(Dry China)と湿潤シナ(Wet China)の対立が明瞭である。
(中略)
北は畑作農耕が建前となり、南は稲作農耕を主とし、「麦のシナ」と「米のシナ」とが、
この一線で区分されていた。
これは メッセージ 132521 (sinagakusya_sinologist さん)への返信です.
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