「支那」と日本語
投稿者: sinagakusya_sinologist 投稿日時: 2007/02/25 23:35 投稿番号: [132243 / 196466]
私は「支那」という詞は日本語の問題であると同時に世界の諸言語の問題であると想っています。
そもそも、日本人に対し「『支那』を使わず『中國』を使え」と命じている人たちは、日本語をシナ語の一種のように看做しており、シナ人のシナ語では現時點で自國を「中國」と稱しているから、それに從えといっているわけです。
しかし、「支那」は日本語の單語であり、日本語の「中國」は本州西端を意味するという事情があります。
「支那」が日本語の問題だというのは、シナ人のシナ語と區別するためのものです。
また、一方で「支那」は China,Cina,Chine,Tsina,Sina といった形で世界中に普及している語彙でもあるので、つまり日本ではシナ系の「中國」と印歐系の「支那」の2種類の單語でシナを呼んでいるわけです。
つまり、「から」や「もろこし」のような日本古來の言い方がおそらくは本當の日本語による呼び名でしょう。
歴史的、語源的には「中國」と「支那」どちらも歐亞(ユーラシア)大陸からの外來語であり、しかし、共時的にはどちらも日本語だと言えます。
日本人がもし日常語としてシナ語を使った場合、それはシナ本國の規範から離れた國外方言になります。その中でシナを「支那」Zhina と呼ぶのは parole(個別のことば)や idiolect(個人方言)として、あってしかるべきもので、それが langue(綜合的言語)に擴大する可能性もあります。
つまり、日本人が喋るシナ語は日本人の問題ということです。
これは メッセージ 132214 (palmereldritch608 さん)への返信です.
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