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Re: 売国と人権

投稿者: palmereldritch608 投稿日時: 2007/02/04 14:10 投稿番号: [130717 / 196466]
>そして   お話は   ちと   ヤバな方向に進むかも。
もう一度   ダーウィニズムとかぁ。

>ええ、その通りですね。ダーウィニズムはともかく、国家主義はいつだって勃興する可能性があります。別に近代国家に限らず、国家とは外敵からの安全保障装置です。国家とは本質的には外政装置なのです。また、内政は外政の補完装置に過ぎないのです。社会改良論がたいてい失敗するのは、それが内政の改良しか考慮していないからですね。内政のあり方は、外政によって常に強い制約を受けているのです。したがって、内政の改良といっても、どのようにでも改良できるというわけではないのです。

  そう考えた場合、安全保障装置としての国家を前面に打ち出す国家主義とは、たいていの政治思潮や社会改良論なんかよりはるかに強力な思想であることが分かるはずです。われわれが直面している最大の問題はここにあります。

  カール・シュミットという政治学者がいます。彼はこの「安全保障装置としての国家」を最大限にまで拡張して論じた人物ですが、彼の行き着いた結論は超国家主義ともいえるもので、結局彼はナチスの御用学者になってしまいます。

  近年、このシュミットが日本で再評価されています。たしかに近年、70年代以来この国を席巻している反国家主義の危っかさや、彼らの馬鹿さ加減が露呈し、彼らに対する有効な反論として、シュミットが見直されたのだと思います。確かにシュミットの言説は、反国家主義者や凡庸な社会改良論者などには到底反論不能の代物で、非常に有効であったはずです。
  しかし、そうは言っても、シュミットは一時といえどナチに積極的に加担していたのも事実です。

  進めば国家主義。退けば国家の崩壊。われわれは今、この様な状況に立たされています。この難題を克服する鍵は何か?西部邁の言う「伝統」か、あるいは?われわれはまだその答えを見出していません。

しかし少なくとも、この現状をわれわれは理解してはいる必要はあるでしょう。そのためには、こと、この期に及んで、いまだ理解も認識も及ばない反国家主義者や売国の徒に対する、徹底的な批判が必要であることは言うまでもありません。
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