日本が治外法権廃止と引き換えに得たもの
投稿者: nemuronosannma 投稿日時: 2011/07/08 23:02 投稿番号: [18456 / 28555]
鄭孝胥が退いて2年半後、満州は能吏型軍人,行政テクノクラート,特殊会社経営者の「鉄の三角錐」と呼ばれる体制によって運営されるようになる。その主人公が、星野直樹(総務長官),東條英機,岸信介,鮎川義介(満洲重工業総裁),松岡洋右(満鉄総裁)と言った人物だ。
この頃、満州国に於ける日本の治外法権の廃止が行われたが、引き換えに得られた権能も大きかった。それは、「満州全域の往来の自由」「農工商その他公私一切の職業に就く自由」「土地所有権の取得」「満州事変以前からの懸案であった日本人の在満州権益の確定」さらに「神社・教育・兵事を日本政府が行う権利」等である。
更に、治外法権の廃止直前に、刑法・刑訴法・民法・商事諸法・民訴法・強制執行法等の日本化を行い、日満の法令の一体化が図れた。まことに用意周到に練られた作戦であった。
そのような状況下で、最初に示した「鉄の三角錐」は「生き生き」と活躍出来たわけだ。治外法権撤廃を「協和会」が喜んで見せたのも、「協和会」がその後日本に出来た「大政翼賛会」のモデルだあった事を思えば当然の事である。
蛇足ではあるが、関東軍の熱河アヘンを天津で売りさばいている里見機関の里見甫(はじめ)のところに、満州国実業部総務司長の岸信介と同主計処長の古海忠之がおとずれ、関東軍参謀総長東条英機からの謝意と熱河アヘン取扱量のさらなる増大を伝た。(千賀氏の『阿片王一代』64〜70ページ)のも1937年の出来事であった。岸信介・東条英機…、薄汚い輩である。
これは メッセージ 18454 (nemuronosannma さん)への返信です.
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