レジスタンスと「選挙」
投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2004/10/08 01:53 投稿番号: [171856 / 177456]
「選挙」はイラクでの戦闘を終わらせはしない。
国中が蜂起する中、米軍によるサマラの制圧は、血なまぐさいだけの、無意味なポーズである
イラク占領米軍の将軍たちは、週末、サマラを制圧し、125人のゲリラを殺害したと、誇らしげに語った。将軍たちは、バグダッド北部のチグリス河沿いにあるサマラを、過去18カ月の間に3回制圧したことについては言及しなかった。
(中略)
イラク現地の状況は、メディアが伝えるよりも、遙かに悪い。大変皮肉なことに、あまりに危険なために記者たちやTVクルーたちが重警備されたホテルの外に出られないがゆえに、彼らは、米英の政府が発表する、イラクの大部分は安全であるという主張に反駁できないでいるのである。
イラクのほとんどが安全であるという主張ほど真実から遠いものはない。私は過去1年半のほとんどを、イラクを旅してまわったが、状況が現在ほど悪かったことはない。バグダード周辺の道はすべてゲリラに分断されている。バグダードのすぐ南のマフムディヤーでは、黒い覆面をしたゲリラたちが、ナジャフへ向かう道に検問を設けるほどの自信ぶりであった。
バグダードでは、米軍機が日常的にサドルシティを爆撃している。バグダード人口5万人のうち2万人が住む地域である。米軍の将軍たちが休み無く発表を行うグリーン・ゾーンから400ヤードしか離れていないレジスタンスの要塞ハイファ・ストリートに、米軍は重武装車両がヘリの援助を得てしか、入ることができない。
(中略)
ファルージャやラマディ、サマラ、バクバといった都市の制圧により、レジスタンスがなくなりはしない。この数カ月、米軍とイラク治安部隊に対する攻撃は、 もともと反乱の中心だった町でよりも、他の場所でのほうが多く起きている。北部の首都モスルでは、イラク警察が自分たちの給与の一部をレジスタンスに寄付しさえしているのである。
(中略:(要約)攻撃の続発が、イラク選挙の妨害のためという説は正しくない。占領軍そのものに対する反攻である。)
1月に選挙が行われても、戦闘を終わらせることにはならないだろう。スンニ派ムスリムが参加しないならば、シーア派とクルド人がするだろうし、そうすれば、イラクはますます分断されるだろう。大多数のイラク人は、13万8000人の米軍が国を占領している中で、自由で公正な選挙ができるなどと考えてはい ない。
投票の体制自体が、既に、現在の暫定政権のコピーおよびそれを構成する元亡命者たちの政党に有利なように出来ている。有権者は政党のリストに対して投票し、政党は得票数に比例して議席を割り当てられる。
問題は、イラクの政党が輸入モノであり、一般に不人気であることにある。クルド人関係の政党だけが、イラク内に本当の基盤をもっている。シーア派の政党は、おそらくムクタダ・サドルを含めて団結するだろうし、イヤド・アラウィ「首相」はクルド人と同盟を組むだろう。多くの地元指導者たちが立候補しないだろう。
長期的な未来を望むイラク人政治家ならば誰もが、自分は米軍の占領を終わらせるために働いていることを示さなくてはならないだろう。そうでない者たちは亡命するかさらに悪い結果となるだろう。サマラのような町の制圧は、米軍が孤立したゲリラと戦っているのであれば前進を示したことになっていたのかも知れないが、国中のレジスタンスにおいては、血なまぐさいがほとんど無意味なポーズなのである。
(訳者の評)
米国の大統領選挙向け人気取りのために、女性や子どもを含む民間人が毎晩爆撃を受けて犠牲になっている。ファルージャ爆撃の際、繰り返されるザルカウィのアジト云々は、単にそうした米国大統領向け人気取りのための無差別大量殺人の言い訳にすぎない(しかし何人ナルカウィがいるのでしょうか)。こうしたこと が浮き彫りになる記事です。
Falluja, April 2004 - the book
http://humphrey.blogtribe.org/entry-3e5f2d06670d46292b9a19af5b25e4a2.h tml
原文はここ↓
CounterPunch
Elections Will Not End the Fighting in Iraq_By PATRICK COCKBURN
http://www.counterpunch.org/patrick10062004.html
国中が蜂起する中、米軍によるサマラの制圧は、血なまぐさいだけの、無意味なポーズである
イラク占領米軍の将軍たちは、週末、サマラを制圧し、125人のゲリラを殺害したと、誇らしげに語った。将軍たちは、バグダッド北部のチグリス河沿いにあるサマラを、過去18カ月の間に3回制圧したことについては言及しなかった。
(中略)
イラク現地の状況は、メディアが伝えるよりも、遙かに悪い。大変皮肉なことに、あまりに危険なために記者たちやTVクルーたちが重警備されたホテルの外に出られないがゆえに、彼らは、米英の政府が発表する、イラクの大部分は安全であるという主張に反駁できないでいるのである。
イラクのほとんどが安全であるという主張ほど真実から遠いものはない。私は過去1年半のほとんどを、イラクを旅してまわったが、状況が現在ほど悪かったことはない。バグダード周辺の道はすべてゲリラに分断されている。バグダードのすぐ南のマフムディヤーでは、黒い覆面をしたゲリラたちが、ナジャフへ向かう道に検問を設けるほどの自信ぶりであった。
バグダードでは、米軍機が日常的にサドルシティを爆撃している。バグダード人口5万人のうち2万人が住む地域である。米軍の将軍たちが休み無く発表を行うグリーン・ゾーンから400ヤードしか離れていないレジスタンスの要塞ハイファ・ストリートに、米軍は重武装車両がヘリの援助を得てしか、入ることができない。
(中略)
ファルージャやラマディ、サマラ、バクバといった都市の制圧により、レジスタンスがなくなりはしない。この数カ月、米軍とイラク治安部隊に対する攻撃は、 もともと反乱の中心だった町でよりも、他の場所でのほうが多く起きている。北部の首都モスルでは、イラク警察が自分たちの給与の一部をレジスタンスに寄付しさえしているのである。
(中略:(要約)攻撃の続発が、イラク選挙の妨害のためという説は正しくない。占領軍そのものに対する反攻である。)
1月に選挙が行われても、戦闘を終わらせることにはならないだろう。スンニ派ムスリムが参加しないならば、シーア派とクルド人がするだろうし、そうすれば、イラクはますます分断されるだろう。大多数のイラク人は、13万8000人の米軍が国を占領している中で、自由で公正な選挙ができるなどと考えてはい ない。
投票の体制自体が、既に、現在の暫定政権のコピーおよびそれを構成する元亡命者たちの政党に有利なように出来ている。有権者は政党のリストに対して投票し、政党は得票数に比例して議席を割り当てられる。
問題は、イラクの政党が輸入モノであり、一般に不人気であることにある。クルド人関係の政党だけが、イラク内に本当の基盤をもっている。シーア派の政党は、おそらくムクタダ・サドルを含めて団結するだろうし、イヤド・アラウィ「首相」はクルド人と同盟を組むだろう。多くの地元指導者たちが立候補しないだろう。
長期的な未来を望むイラク人政治家ならば誰もが、自分は米軍の占領を終わらせるために働いていることを示さなくてはならないだろう。そうでない者たちは亡命するかさらに悪い結果となるだろう。サマラのような町の制圧は、米軍が孤立したゲリラと戦っているのであれば前進を示したことになっていたのかも知れないが、国中のレジスタンスにおいては、血なまぐさいがほとんど無意味なポーズなのである。
(訳者の評)
米国の大統領選挙向け人気取りのために、女性や子どもを含む民間人が毎晩爆撃を受けて犠牲になっている。ファルージャ爆撃の際、繰り返されるザルカウィのアジト云々は、単にそうした米国大統領向け人気取りのための無差別大量殺人の言い訳にすぎない(しかし何人ナルカウィがいるのでしょうか)。こうしたこと が浮き彫りになる記事です。
Falluja, April 2004 - the book
http://humphrey.blogtribe.org/entry-3e5f2d06670d46292b9a19af5b25e4a2.h tml
原文はここ↓
CounterPunch
Elections Will Not End the Fighting in Iraq_By PATRICK COCKBURN
http://www.counterpunch.org/patrick10062004.html
これは メッセージ 171844 (pyu_pyu_kitakaze さん)への返信です.
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