対米全面テロ

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理念/戦争/内政干渉

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/08/12 12:37 投稿番号: [158953 / 177456]
>覚悟を決める前に、国家として何が大切なのか、
>日本の理念とは、そして何を守るのか?、に結論を出すべきですね。
>正直言ってこの点については分かりません。
>(自由と民主主義の戦いじゃ、駄目ですかね?)

日本では、近代以来の戦争がすべてこちらからの侵略で始まったということと、
民主主義や平和といった価値を「負け取った」ということ、
また、倫理について宗教的な基盤がないという特殊な歴史があるためか、
自分達が大切にする価値や、自分達の安全を守るために戦うという発想が
あまりありませんね。

でも、たとえば周辺の平和を脅かす勢力に対しては戦う、といった覚悟をしないのなら
「平和国家」を唱う資格はないと思いますし、
貴殿が書いていたように、隣国である北朝鮮人民の人権を守ろうとしないままでは
自国の人権や民主主義について語ることも憚られると思います。
こういった「理念」を守ろうというのは、愛国心に比べて評価されにくいですが、
「国体を護る」「文化を守る」といったことより、よほど立派なことだと思います。

私は一般論として「正しい戦争」はあると思います。
なぜか、反戦派?の人は、戦争と言うと
ベトナムと太平洋戦争しか考えられないようなのですが、
ホロコーストを止めたのは赤軍の行進ですし、そこまで遡らなくても
ルワンダのジェノサイドを止めたのはRPFによる進軍です。
コソボの民族浄化を止めたのもNATO軍の空爆とKLAの進軍ですよね。
逆に、ボスニアだって、英米軍が早い段階から介入していれば
あそこまで大規模な民族浄化は起きなかった。
国連をはじめとする国際システムによる軍事行動に依らない仲裁には
限界があると思いますし、
90年代というのはそういう限界を見せつけた時代であると思います。
(国連をやたらとマンセ−する人たちは、
ルワンダやボスニアのことを少しでも考えて欲しい)

こういうことを書くと、「でも戦争自体が起こす悪を考えろ」と言われます。
もちろん赤軍もRPFもKLAもNATOもそれぞれ酷いことをやっていますが、
それを「どっちもどっち」と相対化することは、悪に加担することに他ならない。
「独裁も悪いけど占領も悪い」というのは思考停止だと思います。

また、
「内政干渉は植民地主義の復活だ」
という某ryuu氏のような意見にはまったく賛同できません。
北朝鮮を見ればわかる通り、自国民を恣に殺戮する政府がある以上は
その国が周辺諸国にとって脅威であろうとなかろうと、
なんらかの行動が必要とされるのではないでしょうか?
ルワンダで虐殺を繰り広げたフツ族過激派政権を打倒したのは
「隣国ウガンダの傀儡」とされたRPFです。
RPFが「侵略」しなかったら、ツチ系住民は完全に消されていたでしょう。
このRPFが「米国軍」となると、急に「植民地主義/帝国主義」と言われるのは
なぜなのでしょうかね?
『静かなる戦争』にも
「NATOがユーゴを空爆すると、途端に侵略を止めよとの声があがった。
この声を上げた人たちは、セルビアが民族浄化を続けている間には沈黙していたのだ」
というような記述があったと思います。

もっとも、ルワンダの例でいえば、内戦末期に
「RPFの侵略から正当な政府を守る」という言い分でフランス軍が介入し、
フツ族過激派を保護して虐殺を続けさせた、ということもあるようですから、
内政干渉が常に正しい結果をもたらすとは言えません。
介入の条件の論議や、監視は必要です。

現在イラクトピを見ると、反米が高じてフセインを擁護する人や、
甚だしくは原爆などへの怒りと反米感情をミックスしている人が
「反戦派」を名乗っています。
人権や平和の価値を忘れた上に、歴史問題への鈍感さが加わるというのは、
最悪の組み合わせではないでしょうか?

(以上は一般論であり、実際の問題を考える上では、
柔軟に考えたいと思っていますが)
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